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日本東西の深い溝とヒスイ [旅の話]

糸魚川への旅、フォッサマグナ編。というか、フォッサマグナという文字面を知ったのが私、結構近年であったりします。

耳に、目にしていても意識的に喚起出来る、つまり『記憶』出来ていなければ知っていた事にはならんでしょう。きっと学生時代に地理の授業でやっていたはずなのにね。

 なんかこう、字面がさ、カッコよくない??
 発音するのも楽しいんだよこの、フォッサマグナって。さすがラテン語。

 ゲーム脳(ゲームが大好きな人の脳という意味で)でなぜかマグナカルタが連鎖で出てくるんですが、あれもラテン語なんでしょうかね?マグナカルタ未プレイなのでよくわかりませんが(←)

 意識的にはっきりこのフォッサマグナを覚えるきっかけはおそらく、ツイッターランドで流れてきた地震についての誰かのつぶやきだったと思います。

 あるいは、何かと何かを隔てる深い溝の事を『フォッサマグナ』と表現する事自体は認知していて、具体的にそれが日本に存在する『地理』である事を再認識したのが某ツイッターだったのだろうと思います。


 大地震は、フォッサマグナの影響で西日本へ伝わらずにある程度止まる。


 糸魚川からの帰路にもまた、東北太平洋側を震源とする津波1メートルが発生した余震(だよね?)がありました。
 この地震も、フォッサマグナの向こう側に当たる西日本には伝播せず、みごとに揺れがそこで止まっているのが速報値でもよくわかる。


 何故そんなことになるのか。


 ざっくりとは知っている。ようするに、そこから西と東で地層が異なる、あるいは分断されているのだ……と。

 しかしこのざっくりはちょっと間違っていた。やっぱりちゃんと学んでみないとダメですな。


 あとヒスイ。ヒスイがどのように生成されてどこで産出されるのか、割とわかってなかったので大変勉強になった。

 昔、はるか昔に三陸海岸で何らかの鉱物を拾えるよ、という話を強烈に覚えていて、それはヒスイだと思い込んでいた所があったんだけどフォッサマグナミュージアムに行って理解した。ありえない。そこには無い。じゃぁ……なんだったんだろう?


 今おうちに帰って来てこのブログを書くにあたり改めて、いったい何を拾う話をヒスイと勘違いしていたのか徹底的に調べてみた。


 分かった、コハクだ。……鉱物じゃないやん。久慈浜の琥珀を覚えていたんだ。

 ……って事はわし、子供の頃久慈まで行った事あるんだな……。細倉マインパークを経由して太平洋側に抜けた長旅の途中だった事は覚えているので、その時細川から久慈に抜けたんだな……一度自分でマインパークに行ってきたから納得した。そういう事か……。

 子供の頃に家族ぐるみで大旅行したときがあるんですが、その時ですね。

 ちなみに細倉マインパーク……というか竜泉洞にはいままで4度も行った事がある事になります。子供の頃に3回。大人になってから自分の車で一回。
 わかるでしょ、どんだけ鉱物とか恐竜の骨とか大好きだったかが……。家の人も好きだったし我の家族みんな押し恐竜が居たんだよ。

 ちなみにわし、スティラコザウルスな。(多分マイナー)(見事に創作に影響したからね、ドラゴン描くときスティラコ風なツノツノいっぱいのドラゴン描くの大好きだったからね)

 もう何度でも行っても良い所ですね、龍泉洞。
 そうか、そのまま久慈に抜ければ琥珀拾いが出来るんだ……
 これは、新型某が終息したら興味ある人誘い立ってもう一度行きたいですねぇ……。


*** *** ***


 話が脱線しましたが、ヒスイって鉱物は固い。重い。コランダムとどう違うのか?どっちも硬玉……だよな。
 そんな疑問にも答えてくれるよフォッサマグナミュージアム。

 コランダム(ルビーとかサファイアとか含む)の方が硬い。
 ジュード(ひすい)はその次に硬い。

 コランダムは酸化アルミニウム結晶(Al2O3) 鋼玉

 ヒスイはイノ珪酸塩鉱物で Na輝石(NaAlSi2O

 広域にヒスイに含まれていることがあって要注意な軟玉はネフライトとして区別し同じくイノ珪酸塩鉱物ながら

 Ca角閃石(Ca2(Mg,Fe)5Si8O22(OH)2


 このな、軟玉も落ちてるんですよ糸魚川海岸線……。
 大陸の方では軟玉もヒスイに含み、本ひすいは別に区別するらしい。


 糸魚川ではコランダムも出るらしい。


 いずれも、こういう鉱物の多くは地中深く、地球を覆うプレートがマントルに沈み込むような奥深くで形成される。それが、蛇紋岩が上に押し上げられる作用の時に巻き込まれる形で地上に出てくる。比重が重いので沈み込んでいくはずのこれらの鉱石が、地上に出てきてくれるのは蛇紋岩サマサマであるらしい。

 そんな蛇紋岩サンは比較的脆いので、これが多い地区では地滑り注意であるらしい。岩手県も蛇紋岩が多いようで、多分その都合コランダムが取れるのだな……どういう生成なのかちょっと不勉強なのでぶっちゃけもっかいあのあたりの博物館行きたい。蛇紋岩は岩手県の『県の石』らしい。


 また、ヒスイに緑色が多いのはこの蛇紋岩の所為であるようだ。蛇紋岩に接したヒスイは緑の色が濃い。本来ヒスイは白色結晶だという。

 なので、他の鉱物の影響で色が変わるので緑色のほかに紫やピンク、オレンジなどもあるのだそうだ。糸魚川では紫もある。


 ヒスイは重く、そして硬い。粘度があるのでハンマーでたたき割る作業で言うとダイヤモンドよりも砕けにくい。そういう都合、宝石みたいなカッティングよりも研磨による丸みを帯びたデザインの『玉』が多いのかもしれない。


 重いので、海岸で拾う時は波打ち際で探すべきであるという。もちろん、川を下って山からくるものであるから川にもヒスイはあるし、立派な原石がゴロゴロしているらしいのだが、川から拾う事は今ご法度になっております。川から拾う事を許してしまうと、巨岩の『ひすい原石』を破壊する連中が現れるからでしょう。ひすい峡と呼ばれる川の上流には、ヒスイの巨大なかたまりがゴロンゴロンしているらしいのだ。見たい……しかし、3月まではまだそのヒスイ峡は開いてなく冬季休業だったので完全にリベンジ案件です。


 実際、フォッサマグナミュージアムのいたるところにその巨大なヒスイがゴロンゴロンしている。盗掘されそうだから保護したものが多いようだ。


 ちなみに、琥珀は軽いのでゴミだまりから探すそうです。


*** *** ***


 日本のヒスイ一大産地である糸魚川、なぜヒスイを含んだ蛇紋岩は主にあの近辺でしか露出していないのか。

 それは、ナウマン象の名付け親でもあるナウマン博士が発見した、日本にある地形的な深い溝、フォッサマグナの所為だ。


 はるか昔大陸側の一部であった日本列島は、大陸移動ではがれていく最中、実は西と東に見事に真っ二つに割れていたんですね。割れたまま、大陸からはがれてその間は『日本海』が形成されていく。

 東北を含む北は『北アメリカプレート』に、富山から南は『ユーラシアプレート』四国の沖には南海トラフがある通り、そこには『フィリピン海プレート』があり、太平洋側には『太平洋プレート』がある。

 ヤバイよね日本は。みごとにプレート入り乱れですよ。


 んで、北アメリカプレートとユーラシアプレートによって割れていた日本列島であったがほかのプレートとの影響によりぶつかって、火山活動が活発になった。

 そうして割れたままの二つの日本大陸の間、すなわち『フォッサマグナ』に、マグマが噴き出し多くの山が生まれる。

 富士山しかり、八ヶ岳を含むあのあたりの高い山々が、かつて大陸からはがれた古い『地層』とは別に全く新しく隆起し、マグマが流れ粉塵が降り注ぎ、次第にフォッサマグナはこれらによって埋め立てられて別れていた日本大陸がくっつくことになった。


 東北地方の、特に日本海側は古い大陸の古い地層のまま。新潟新発田から始まるあの平野はすでに『フォッサマグナ』だったワケだ。


 で、なんで『新しい』地層なのにヒスイが取れるのかっていうと、深いプレートから蛇紋岩サンが剥がしたヒスイなどの鉱物が含まれる地層が、火山活動によって隆起してきたからなんですね……なるほど。

 そしてその活動が活発で、様々な鉱物を地上に噴き出した山々が、フォッサマグナの西端に連なっている。そして糸魚川から山の奥の方、川による浸食によりあらわになって、時に川に流れて海にやってくるというわけだ。


 本当にいろんな石が落ちていて、別にヒスイ拾いしなくっても私は多種多様な石を見るだけでも結構楽しかったです。

 軟玉は結構落ちてましたね……軟玉の前知識があったので、これヒスイっぺぇけどきっと軟玉……という感じでポイポイ投げる。でも軟玉も結構キレイだし、削れば大陸では『玉』だったわけだから、もったいない気もしてきた。


 絶対また行く。絶対だ!!


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フォッサマグナへ行ってみよう [旅の話]

今回は、長いですぞ。お車の燃費の話とか、道中についてとか、全部やりますので


*** *** ***


崖の下海岸.jpgフォッサマグナ、すなわちラテン語で深い溝。ナウマン博士が見つけ、名付けたこの『地形』とは、すなわち新潟の新発田から海岸線を富山県境まで、東京を含む、富士山も含む、関東一帯がフォッサマグナの上にある。……よしよし、良く学んできているぞ私。
元々東京の国立科学博物館とか大好きな私は、鉱物&地理学的な博物館は大好物。舐めるように見てきましたぞフォッサマグナミュージアム。
この度は新型某過で人が少ないうちに『偵察』がてら、行ってきた感じです。連休中なんて、本来もっと人がいてゴミゴミしている所のはずです。観光地とはそういうもの。
 人が全くいない、というわけではないけど比較的平和な人出だったと思います。ソーシャルディスタンス保てる感じです。
 糸魚川には、一度『宝石の国』(原作漫画、アニメ化もしました)が盛り上がったころに行こう!という機運が高まったものの、そこに至るまでの距離(新潟縦断)に規格倒れした感じです。
 実際に調べてみた所、下道だけでいくと7時間弱掛かるとされ、高速道路を目いっぱい使うと4時間弱に短縮出来る……と、出てくる。
 ちなみに、出発地はシェブロン県は酒田市、山形県は山形県でも海側で、明治維新後の如何によっては新発田辺りまで巻き込んで『荘内県』(大泉県かもしれない)が発足していてもおかしくは無い感じの、新潟ディスなんとか企画においてはシレっと『新潟が……なんかいつもより北に長い!?』って感じに合体している庄内地方です。
 宮城県に行くよりも新潟市内に行く方が早いのは、月山を越えたり、迂回したりしなくてよいからですw
 仙台・新潟なんてもう行き慣れてしまった所で、特に新潟なんて新潟民より道が分かってる所があるのではないかと思うくらいだし、ヘタすると新潟民だと勘違いされることもままあるくらい新潟大好きッ子ですが、ベストでマストは住んでる酒田シティなのでそこはよろしくお願いします。
 さて、糸魚川にたどり着くためには実際どれくらいの時間と労力を必要とするのか、解説から参りましょう。
 *** *** ***
新潟地図.png
地図で見るとこんな感じにはるか向こう側ですねぇ糸魚川……。で、案外私は長岡の新潟県の中における位置がよくわかってなかったのが今回の旅でよくわかりました。
 まず、庄内から新潟市内(新潟駅、あるいは紫竹山インター)までどれくらいかかるかというと、大体2時間30分です。車通りや、ルートによって変動しますが、まず国道7号線をまっすぐ来るルートだとプラス30分から1時間かかるので、慣れてる人は国道7号線まっすぐコースは絶対に通りません。私も最初に新潟に行った時以来ネタでなければ通る事はありません。
 今高速道路(無料区間含む)がだいぶ双方伸びているので(繋がってはいない)これに乗れば、運が良ければ2時間くらいで行ける事もあります。ところが新潟朝日インターから無料区間、あるいは新発田インターまで、追い越し車線がところどころ用意されているけれど基本対面通行であり、農道か何かと勘違いしている地元民が普段使いをするので制限速度で走れていればまだ良い方、という高速道路ですw
 よって、時間帯によっては下道を通ってもさほど変わらん、という事もあったりします。
 鶴岡から新潟市内まで、国道7号を通らないならドコを通るのかというと、海側の345号線からの国道113号線を使います。ちなみに鶴岡北インターから温海まで、無料高速道路は使いましょう。ここのルートは20分以上は稼げます。
 通称笹川流れ道路、だるまやうぃりー事件があった道路、と言えば分かる人に分かるかもしれませんが、山道(峠)は一か所だけなのでカーブは多いものの景観も良く、難所だった勝木もキレイに広く整備されたのでおススメです。どっちが早いか、というのはどっこいどっこいなので完全にお好みでよいかと思います。(通行量的には圧倒的に笹川流れの方が少ないので車の後を走りたくない、遅い車追い越したい人は笹川流れの方がいいかもしれない)
 朝日インターから無料高速に乗るために勝木から笹川流れに出ず国道七号線を進んでも良いのですが、この場合山登りになるので燃費が気になる人は笹川流れを進みましょう。私は天候によって変えます(雨が左程ではなく風が強いと塩で窓が真っ白くなるからそーいうとき山道を通る)
村上市内を超えるまで、慣れるまでちょっとアレかもしれませんが市内を何度か曲がらなければいけないルートが分からない場合は真っすぐ進んで瀬波温泉を通り岩船漁港に向かう日本海パークラインに折れてまっすぐ走れば国道113号線であり、次の信号機曲がれは神林岩船港インターだぞ。
 さて、村上市内を越えたら無料インター出入口神林岩船港が現れますが、ここから乗っても乗り続けても良いのですが私は、乗ってきたらここで降ります。
 無料区間だけで降りる場合、荒川胎内から113号線に戻るまでが微妙に距離がある上に信号機が非常にタルい配分で必ず赤で2回以上引っかかるように速度制限されるのでイラつくからですw
 一度、そこから県道で市内向かったことがあるんですが、やはり旧道で民家の隣を通る道路なので怖くてスピード出せないからそれなら岩船で降りて国道113号線に乗り換えた方が楽だと思います。
 ここで間違っても国道7号線に向かうんじゃないぞ……町の中をぶったぎるルートだから通行量は多いし信号機多いし、長距離運転するには疲れるだけだぞ。
 700円くらいの高速料金が惜しくない場合、とりあえず新発田まで高速道路を乗っちゃう手もあります。
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 さてこの度は、250円くらいの庄内空港から有料区間ありのあつみ温泉まで高速道路。その後笹川流れ経由神林岩船港インターから新発田まで高速道路。
 そして国道7号線ルートを取りました。
 予定では9:30出発、現地宿16:30着、休憩含んで8時間下道コースです。
 下道っていっても、以上のような細かい高速道路は使っちゃいましたけども、そこは普段使いしているルートなので。
 実際には9時に出発出来て、11時に岩船漁港でワンコインでおつりがくる寿司買えて食べてますね……。20分弱の昼休憩をここでしまして、予定通りに新潟市内を通過。
 黒崎インターから、初めての、国道116号線を進みます。
 ……長岡行の国道8号線まっすぐはよく使う。去年、海側の402号線も通ったことはあるんだけどこの度は、海側に出ないで116号でしばらくすすみ、その後再び長岡市内を経由している国道8号線に合流する感じです。
 やはり、市内をぶったぎる国道、というのは新潟市内の国道7号線みたいに独立してない限り通過に時間がかかります。
 結果から言うと、国道116号線はちょっと失敗でした。ルート検索でもそこが一番早いって出るんだけど、そりゃ国道8号通るよりかは早いでしょうよ……という感じです。結局どっちも町の中を縫うように走っているので、市内に入ってしまうと信号機にひっかかる。
 もしかすると大学に差し掛かる前に海側の402号線の方が実は早かったのかもしれない。今問題の原子力発電所あたりから国道116に戻って、柏崎から上越までを一気に高速道路で抜いた方が良いかもしれんな……。
 国道8号線だとちょっと遠くてあまり見てていない、弥彦山がなんだか新鮮。燕三条には縁あってよく行くけど、燕市は別にあるとは知っていたけど、なるほど位置的にはここになるのか……。
 なんか川を渡って(大河津の分水路でした。確かに分水路的な標識とか店がたくさんあったな)(信濃川を分水したヤツですね)……長岡市に入った。
 ながおかし??長岡、広いな……(地理間がグダグダ)
 その後なんかいい感じの道の駅があったのでトイレ休憩。
ガンジー牛乳.jpg ここはどこ?というツイッター投稿をしたわけだが、大体13時ですね。柏崎の少し手前くらいの所ですが、全体的に見ればすでに半分以上は進んでいる形です。というか、新潟市内から糸魚川まで大体庄内地方くらいまでの距離(より少し遠いくらい)です。ここであとどれくらいかと検索すると、2時間以内と出てくる。……本当か?(高速道路は除外してある)
 それを信じて、道の駅良寛の里わじま、でガンジー牛ソフトクリームとか食べる。牛乳も買ってしまった。ダイジョウブ、保冷材がっつりつけたクーラーボックス積んできたから!
 牛乳も帰宅してさっそく飲みましたが本当に濃厚なのにさっぱり!結構レアアイテムらしいですね、ここではモツ煮が名物なのかな?イートインもあるし持ち帰りもあるよ、と言った感じです。
ここでしばしまったりしてから、再び走る。柏崎までは平和な道です。市街地もさほどなく、田んぼやちょっとした山が広がっている感じです。
 無事柏崎市内を抜け、一気に峠を登って山の上へ。
 ここで、私糸魚川についてフォッサマグナミュージアムで若干混乱していた事があるんですが、今地図を見て納得しました。
 新潟、青海川が2つあるんですね………おいこら。
 さすが海に面している距離が長い!!とか言ってる場合じゃないわい!
 柏崎越えた所にも青海川があるじゃないですか、んで、青海川からもヒスイが取れるよ!って解説されて頭の中の地形で青海川が上越より北側にあったためにちょっと混乱してました……違った、姫川の南側の川も青海川だったのか。
*** *** ***
 その後上越到着。というか、この国道8号線は通ったことあるので、うん、見たことがある風景だぞ~という感じです。
 上越の林泉寺あたりまでは前にきました。ここから南は未知ゾーンだ!おら、わくわくすっぞ!!
 市内を越えたらトンネルにイン!越えれば海です!
 あとはこの海際の国道8号線を進むだけで糸魚川に到着します。なんかなじみのある海際路なんだけど、海は地平線があるばかりで島が見えないので『ああ、ここ庄内じゃない』としみじみと感じ入ります……。
 道の駅がいくつかありましたが今回、行きではスルー。しかし時間はおおむね予定通りの3:30なので、寄っても問題は無さそうでしたが今回は一応、用心をしました。
 糸魚川到着。グーグルマップでにらめっこした図形は、なるほど実際自分出来てみるとこんな感じかと思いながら海岸線(ヒスイ海岸)を走ります。
 金曜日だったのであまり人は見かけません。
 姫川を越えて、問題の青海川も越えて……さて山道へと差し掛かってまいりましたぞ。今回宿は糸魚川を越えた山の中、親不知です。
 ここは『天下の険』として、古くから難所であると……なるほど。
 高速道路の高架下を走る道路ですが、その高架下に道の駅親不知ピアパークがあります。16時には営業終了で、到達したのが16:10頃だったのでお店は全部閉店。奥に何か施設がある様でしたがここもこの時間には終了。今回はトイレを借りるだけになってしまいました。
 次の日、朝通ったら結構繁盛していました。飲食店やお土産店が高速道路の高架下に広がっており、隣は漁港で目の前に海水浴場があります。高速道路の降り口からすぐなので、夏は大繁盛なのでしょうなぁ。ここの浜も丸い石がゴロゴロしている所なのでヒスイ拾いが可能だと思います。海水浴客用に足洗場もあるので、アクセスしやすい所でしょう。
 そこからスノーシェットごしにぐんぐん山を登っていきます。左手は海と崖の道路を超えるとトンネルが現れるんですがその一瞬の切れ目にあるのがこの度お世話になりましたお宿、親不知観光ホテルです。一応駐車場と簡易トイレがあります。
 ツイッターランドからつぶやいた情報からかんがみるに、こんな所はここしかありませんからねw
*** *** ***
親不知山道.jpg
 で、そこからこうやって降りていける場所があるんですが……果たして本当に降りて行けるのか?
 冬季閉鎖中という事になっていて一応入らないで的なテープは張られてるんですが明らかに人の足が入ってる雰囲気なので勇気を出して行ってみました。
 かなりの高さを登ってきましたからねいままで……海の下まで結構距離があるはずなんですが、折り返し折り返し、一応降りていく事が可能です。しかし道中今年の大雪で見事に根元から崩れた巨木があったりと(通行には問題は無い)これからメンテをする必要がある様で邪魔な幹を切って処理中、的な所を通ります。
親不知新道.jpg
 雪解け水が流れて海に注いでいる、小さな浜です。道中、このようにトンネルが突如現れます。見えますでしょうか、はるか遠くに外界の光がありますね、3月いっぱいは冬季閉鎖中という事ですが、すでに雪は無いので通れなくはないようです。懐中電灯などおいてありました。ユネスコの日本ジオパーク指定されている中に含まれている親不知レンガトンネル。昔の路線跡です。ススで汚れる可能性あり、コウモリ住んでます、水滴が落ちてくる可能性ありです、という感じの散歩コースになっております。
 真上にある観光ホテルから海側をずっと歩く参道もありまして、そこに接続して帰りはトンネル通らずに帰ってくる事も可能です。この度は朝寝坊したのと、一応冬季閉鎖って事で挑戦できませんでしたが、往復1時間半くらいのコースとのこと。
 あとちょっと、一人ではさすがに勇気がないかな……。
 さらにそこから急な階段を下りていきますと……
崖の下海岸.jpg かつては松尾芭蕉も通った!という、親不知海岸になります。
 ようするに江戸時代は海のがけ下を通ったって事だよなぁ……うへぇ。
 その後トンネルを通したりしてこの難所を開拓した偉人の碑などが、真上の海側散歩道にありました。
 ホテルは海が見える部屋を取ったのですが(値段的にも良い部屋っぽいです、安く泊まるなら山側になり海は展望風呂からしか見えません)
 見る限り、手前が常に濁ってるくらい、さすが日本海あらぶってるぜ……。
 スノーシェッドのクネクネした道路も見えます。能登半島も見えますね、地図で見る限り確かに近い。
 佐渡も見えるらしいけれど、天気が良くて気温が上がった都合か見えませんでした。
 朝ならば?と思ったけど朝も見えませんでした。
 目の前の海で漁してるなーという感じの網張ってるのが見えます。
糸魚川の石.jpgここは土曜日の朝に降りてみたのですが、完全防備のプロいヒスイハンターが一人波打ち際まで果敢に攻めておりました。
 プロい人はそんくらいやるらしいですね……。
 私それほど詳しい方ではないが、ド素人というわけでもない。それなりに石関係の博物館とか好き好んで攻める方なので、なるほど糸魚川周辺の石の多種多様さにはなんとも驚かざるを得ない。
 フォッサマグナミュージアムに行く前なのでこのあたりの地形の妙についてはざっくりとしかわからないとはいえ、
 しろーと目に見てこんだけいろいろな鉱物が雑多に転がってるのが異様。
 白、青、緑、赤、黒、なんて混沌としているんだ……。しかも本当に丸まった石が荒波に揉まれている。装備的に波かぶれないから取ってこれなかったけど、まん丸に洗われたバレーボール大の石がマジで波で転がってるんだよ。
 で、問題のヒスイというのは比重が大変に重いらしい。そんな重いものが岸に上がるのも、この荒波のおかげって訳だなぁ。
 どれもこれも怪しく感じるけど(小さい石でよければこれは明らかにヒスイっぽいなってのもあった)適当にちょっと掘ってみるだけで今回は諦めて……あの降りてきた崖を登ります……ぶっちゃけ、これがすごい大変でした……。
 親不知海岸は穴場なんですが、あの崖登りがな……階段あるとはいえ、結構辛かったですw今足が筋肉痛なのはきっとその所為
 *** *** ***
 さて、道中トイレ休憩(本当にトイレしか使ってない休憩)をいくつかと、昼ごはん食べた20分、ソフトクリーム食べてまったりしていた1時間弱などふくめて、結局掛かった時間は6時間半くらい。道路によっては、下道をメインにしてももう少し縮められるかも。部分的に高速道路を使えばもっと早いでしょうね。
 というか、高速道路フルで乗ると4時間ちょっとっていうのも分かる気がする。
 帰りは街中を通らない、という意味で名取谷浜インターから(かなりガケの上まで車で登りましたwあるいは上越インターからでもよかったかもしれない)新潟中央まで高速道路を使いました。
 17時に乗って、18時には長岡を通過、18:50には新潟中央インターに着いてる。早い早いwとはいえ……燃費を表すグラフ表示がヤクロス(ヤリスクロスが長いのでそう呼ぶことにした)君には搭載されており、ついそれとにらめっこしながら走ってたんですが、95キロとか出すと燃費グラフが下がっていくんですよね。95キロで走っててもみんなグングン追い越していくんですよ、高速道路酷いなぁw
 実際には110キロとか出してもエンジンは全然うるさくないので、さすがは値段に見合うお車であります。優秀です。でも燃費良く走って見たかったので、実は75~85キロできわめて安全運転をしました。85キロが想定上限で、75キロくらいで走ると燃費は抑えられる感じがします。
 自動運転モードがあるのですが、それをすると回転数を一定に保つわけではなくあくまで設定された速度に合わせるので燃費が悪い気がしますね、燃費を気にするなら自分で運転した方が良い様でした。……楽だから自動運転で走ってたけども。
 この度、平均リッター25キロで走りました。
 片道、343キロの道中ですが、40超リッター入る車で補給無し、メモリにして二つ、つまり……10リッター残して往復した形になります!
 おうおう!これなら燃費は全然悪くない!前のシエンタ君なら、長岡市内から往復したくらいでこんな感じになるので、ずいぶん伸ばして来たなと体感できます。
 いいですねぇ、悪くないです。高速道路そんな飛ばさないで走って来たのが良かったのでしょう。飛ばして走るもんじゃねぇさぁw
 あと、フルコース乗ってないので高速道路も行きは1000円くらい、帰りは2500円です。
 あ、帰りの時間は……大体15時に糸魚川駅近辺を出発(ひすい館の駐車場を出たのがその時間)
 道中二か所の道の駅をプラプラしつつ、うみてらす名取を出てすぐの高速道路インターに乗ったのがほぼ17時。18:50分新潟市内着。19:40分頃にラーメンをキメて帰路につく。その後高速道路は無料区間だけで帰宅したのが22時過ぎくらいだったかな……
 道の駅とか夕飯時間を抜くと、おおよそ帰りは5時間くらいって所か。
 海が見たかったのと、道の駅偵察をしたかったのでかなり寄り道しましたが、そのあたりすっとばして高速道路に金を払えば1時間短縮は可能っぽいな。……というかもう少し速度を周りの車に合わせれば短縮余裕だろうな……(今回どんだけ安全運転だったのか)
*** *** ***
 長いですね、最後にお世話になったお宿の事を書きますよ。
 その、親不知難所の手前にあるホテルはその名も『親不知観光ホテル』。この場所にはこの一軒しかありません。手前の親不知漁港には民宿などもあるかもしれんです。知らんけど。もうちょっと走っていくと富山県に突入出来ますw。
 ふふ、ここまで来てしまえばもう富山石川、能登半島観光も王手みたいなもんですよ……長い休みが取れたら次は能登半島攻めもしたいですねぇ ふふふ……
親不知観光ホテル夜.jpg
 鶴岡でお世話になっている鰻屋さん、うなぎの若林さん(うなぎももちろんあるけど地元の魚をメインとした郷土料理が四季折々で出てくるお店です。天重もおススメ)がぶっちゃけ、そちらの方面の方だとは聞いていたわけですが、
 ……ここで出てきたメニューが見事にうな若形式で、これ、富山石川クオリティなんだな!って感動しながらガラ汁と釜ごはん以外を全部やっつけました。ちなみに日本酒も5杯(杯にすれすれいっぱい入ってた)(一応2合分らしいが、明らかに多い)も飲んでますw
 ちょっとお高いコースですが、おつくりにガラ汁、焼き魚、煮魚、揚げ魚が出てくるんでしょ……これそれにさらに鍋ついてるキャパシティオーバーなコースです……後悔はしていないw
 全部魚介で、そうですよ、それでいいんですよ正解ですよと心の中で頷いてました。地元の旅館だと肉料理も必ず添えられてくるからなー。地元の魚料理をそろえられない都合とかもあるのかもだけど、そうです全部魚でよいんです、海の宿取ってるんだから!
 ああ、あの鍋の汁にご飯インして食べたかった……(腹いっぱいなのにそんなことを考えていた)
 ガラ汁も大好きなのに……いっそ手を付けない方向になってしまった、残念だ……。(酒を呑んでなければ多分余裕で入ってたとは思う)
 焼き物はおそらくカサゴで(帰りに帰って来て今日アクアパッツァにして食べた魚と構造が同じだったもの)煮魚はヒラメ。とろっとろでした。きれいに食いましたとも……。揚げ物はてんぷらで、山菜と白身の、アンコウでした。鍋もあんこうでしたが骨も食べれるの知ってるんだけどちょっと硬すぎたので断念し、身は余すことなくしゃぶりつくしました。
 素泊まりコースもあるので、安く収めるのならば道中の道の駅で刺身やすしパックを買って行くと良いと思います。ゴミは持ち帰るんだぞ!
 私の部屋にはトイレとバスがついてましたが、他の部屋は確か和室で自分で布団を敷くタイプだったかと思います。それこそ、今案内したプランでも考えたんですがちょっとオカネ落として良いもん食っちまうか……という事で今回はちょっと良いコースで泊まりました。
 トイレと洗面所も共有で部屋の外だと思います。三階建てですが階段しかないです。ツイッターランドにもつぶやいた通りですが、季節によってはフィンフィンいます(かめむし)
 実際、居ましたw 多分スリッパで踏んづけてたんだと思われる。
 展望風呂は開放時間の指定があり、朝は6時からしか入れません(どんだけ朝早く起きるつもりだったんだ)(普段だと5時前に起きてるんだよ今の生活だと……)ごはんは一階にある食堂で食べます。一階ながら、すでに海っきわの高い所に立っている宿なので眺めが良いです。
 この宿から例の海を眺めながらの散歩コースと、すぐ下に降りて行った所に例のトンネルがありまして、さらに下りれば浜です。
親不知観光ホテル朝.jpg
こちら、朝ご飯。お魚は……のちに道の駅をはしごして理解しましたが、このあたりの名物であるらしい『沖ギス』の一夜干しでしょう。火であぶって食べるんですが思っていたよりしょっぱくて、ご飯と相性抜群でした……。ごはんはお櫃で、お味噌汁も付きます。ジュース、牛乳、コーヒーお茶などセルフ。
 浅く盛っても4杯は食べた気がする……そのいっぱい食べた状態であの崖をおりて戻ってくるのは無謀にも程がありましたw
 いや、良い運動ではあったのですが……。ちょっとね、食べすぎですってば……。
 ちなみに例の『青海川』をフォッサマグナミュージアムや長者ヶ原遺跡のあるちょっとした高台側に進んでいくと日帰り温泉がありました。ちょっとここも狙っていたんですが、夕飯あまりに食べすぎてちょっと居眠りし、11時に目を覚ましてそこから1時前くらいまで夜更かししてしまった関係で朝何時もの時間に起きれず6時過ぎくらい(それでも昔の生活に言わせれば十分に早い起床ではありますね)起きてしまったので諦めました。
 予定では朝一でがけ下に降りてみるつもりだったんですよ。ついでに周りの散歩も。
 その他にも温泉地があるんですが、そういうところの宿は軒並みお高いのですよね……素泊まり上等、車中泊も辞さないタイプだと観光には金落とすけど宿はケチる傾向に……あ、私だけか?
 ヒスイ渓谷(ジオパーク指定)も3月いっぱいは冬季閉鎖中だったんですよね、こちらにも行ってみたい。
 しかし、そこはまずは新型某が収まらないことにはなんともならん。
 今シェブロン県の内陸部でまた大爆発してるんですよ、やはりもう一年は様子見かなぁ。
 フォッサマグナについては別で改めましょう。

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大内宿に行った話 [旅の話]

 去年の8月の話になります。
 お車は水没前のシエンタ君、骨折しておりギプスは外れてるけどがっちりサポーターつけてお薬処方されている最中であり、新型某は少し小康状態で全体的に緩んでいた頃ですね。
 それでも、お盆の帰省ラッシュは無いに等しく、人の移動は少なかった。


 っていうかそれを見越して、委託オンリーのみちのくコミティアにお買い物に行くべく参加を目指し……ソーシャルディスタンスを徹底して旅行することにしたのでありました。


 一人旅は気楽でよいものです。あと、見るところが趣味(レキシ)寄りであると同行者はいない方がぶっちゃけてフットワーク軽くできて楽だったりします。
 江戸時代の地方文化に興味がある私は……と、書きましたが正直に言えば飯坂温泉に行ってみたかったというのが正直なところです。で、レキシ趣味な何か興味が引かれるものはあるかなと観光資料を見た所、豪商がいるねぇうんうん、地方の私が推してる以外の豪商とやらがどんなものかは比較として見ておかないといけませんねぇと、

 骨折中?ダイジョウブ痛くないから歩ける歩けるw
 という具合に飯坂温泉郷をあっちからこっちまで、ここ登ったらどこいくんだろう?みたいに歩き回ったのでした。お菓子とか温泉卵とかめちゃくちゃ買った。


 宿もゴーツーのアレで数ランク上のお宿にいつもの値段でお泊りできる。
 一人ご飯だって、私は酒さえあれば全然楽しめるんだなぁこれがw
 ご飯おひつで持ってこられて、お酒も飲むんだけどごはんが美味すぎると、お残しせずに全部頂きました。


 と、福島市の少し北に位置する飯坂温泉に宿を取ったのに!


 昔から気になっていた観光地を攻めよう(あとドラクエ歩きの土産をコンプしに行こう←)という事で!


 会津若松のさらに南、山の中にある大内宿に行ったのでした!


*** *** ***


 その前に朝ラーを再び喜多方で食べたくて(一度はやった)
 8時前には喜多方に着くべく朝いちばんに自宅を出発。それはもう慣れてるので多分朝の五時前には家を出たと思う。いつもだと夜中に出てある程度進んでから車中で仮眠、とかもよくやるんですが、ちょっとこのときはどうしたかを覚えていない。一応米沢あたりの朝から入れる温泉とかも抑えていたけれど、多分この日は3時間くらいで喜多方近辺までたどり着けるルートで行ったっぽい。


 1時間近く並んで念願の老舗喜多方ラーメンをキメました。すごいな喜多方の朝ラーイベント……新型某関係ねぇ感じがすげぇ(とはいえ、かなり互いの距離を取るように席などは工夫されておりました)


 その後喜多方をちょっとフラフラしてから、いざ大内宿へ!!


 具体的な写真の資料などは見ずに、なんとなくテーマパークみたいな車中泊も出来るスポット、くらいのイメージでおりましたが……ちゃんと調べた方が良かったですね。いや、今回は問題なかったけれど普段だったら絶対調べなかったら後悔していたと思います。


 山越えの途中にある、江戸時代に栄えた宿場町で昔ながらの茅葺屋根を残した街並みを今も残す、それが大内宿でした。


 思っていたよりも山を登っていく(ちなみに国道じゃなくて県道から行きました。帰りに国道を通るつもりでいた)

 国道121号線からではなく、県道131号線を登っていくんだけど結構な山道。……いやそれは地図見てればそうだと気付くんだけども……
 それよりビビったのは、その道中いたるところに『大内宿あと〇〇キロ』っていう看板がいたるところに立っているところです。
 あまりにもその看板が多すぎる。一本道なのになぜこんな看板があるのか?
 私はその意図が容易に理解できた。


 ……これ、大内宿を目指す観光客が渋滞している山道で慰みに見る奴だ……


 うわぁ……ここ、安易に観光目当てで近づいちゃいけない道だ……

 お盆の時期ならば、普段もっとたくさんの車で山道なのに渋滞を起こしていたのだろう……ほどなくしてダムに到達、大内宿に至る駐車場が表れ始めるがなんでこんなところに?まだ先なのに。
 つまり、加茂水族館の第三駐車場みたいな感じだなこれ……
 すでにそこに駐車場整備担当者が立っていて、車の選別やこの先の駐車場は満車だとか、諸々のアナウンスをしているのが見える。
 うへぇ、どうしようか……とりあえず私はその駐車場をスルーしてずんずんと進んでみる。

 景色が開け、大内宿手前の駐車場に到達。県道で登って来たが、実は国道でここを目指した場合は途中で合流ではなく、県道131号線を向こう側から登ってくる必要がある。つまり……。
 オーノゥ……向こう側から登って来た車が駐車場待ちの大渋滞になってる!
 良かった、県道を攻めてきて正解だった!


 ちょうど出ていく車があって、県道から直接登って来た車は渋滞していなかったのですんなり駐車場に案内してくれた!ラッキー!


木ノ内宿.jpg

 駐車場に車を泊めて、ちょっと歩いて大内宿を目指さなければいけない。

 いやぁ、新型某で人はこのくらいですが普段どんだけ人がいるんだろうなとがくがくブルブルしながら、一軒一軒、いろいろなお店になっている茅葺屋根の家を除いていく。

 そうか、ここが例の生のネギですくって食べるお蕎麦(高遠そば)の所か……と、遠い目をしながらこればっかりはスルー。私、生のネギは得意ではない。ネギはやはり熱を加えたのじゃないと……ラーメンもそばも、真っ先にスープやつゆの底に沈めます。

 朝ご飯を喜多方ラーメンでキメた後、お昼は食べていなかったものの、高遠そばだけは興味あるけど食べたいとは思わないという正直な感情を優先し敬遠、そのほかのお菓子とかいろいろ買い食いしつつ、お酒とかも売ってたのでお土産に買う。


 何しろシエンタ君には氷を積んだクーラーボックスを入れてきましたからね!!!真夏だけど、お野菜だって買って帰れるんだから!(だからその後の宿でお菓子とか、生酒とか、温泉卵も買って帰れた)


 しかしこんな所に宿場が残っているなんて、すごいもんです。
 帰りに帰った例の街道は数件茅葺屋根が残っている程度だっていうのに。
 大内宿は残っているけど、大内ダムもすぐそこにある。やはりこういう場所はダムに適している場所であるのか。


 ちょっと面白くて予定していたよりも長く滞在してしまい、予定していた白河経由を断念して、問題の国大121号から高速道路に接続して飯坂温泉に行くべく北上することにしました。
 目的地郡山なのにねwまあいいのよドライブ旅行なんだからさw

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しちがしゅく~越え~ [旅の話]

あるいは、しちかしゅく……七ヶ宿……この読みをだんだん覚えたいんだけどたまにど忘れします

 江戸時代、庄内藩も参勤交代の時通った街道、山中七ヶ宿街道の場所って……どこやねんって調べたら想像してたルートと全然違って全く通ったことがない道路であったため、


 行ってみよう!ってなった去年の記録をお届けします。
 メインの目的は委託販売のみで展開した みちのくコミティア に一般参加する、でした。これもまた別記事でそのうちに書きたいと思います。


 新型某の所為で実は県境を越える事じたいリスクだったのですが、時期的にはいったん落ち着いていた時期だったのでエイヤッとプチ旅行したものです。その、一番最後のクライマックス(帰路)でした
 このプチ旅もまた別の記事にしましょう。

七ヶ宿地図.png

故に、この地図スタートとゴール逆ですわ……間違えたけどルートはこの通り間違いないのでこのまま進めます

 七ヶ宿街道とは、奥州街道と羽州街道を結ぶもので江戸時代の参勤交代で使われていました。参勤交代とは、江戸と国(治めている藩)を行ったり来たりする事です。江戸時代、江戸地以外の地域は多く『殿様』が収めており、その都合江戸時代にはたくさんのお殿様がおったのですね。ちなみに江戸じゃなくても『天領地』という江戸幕府が直轄管理していた地域もあります。
 庄内地区で言うと、殿様が跡目を残せず断絶して幕府にボッシュートされた大山地区や、余目地区などが江戸中期には天領地でした。

 で、殿様は国元(藩)の統治のほかに、江戸幕府に仕えて仕事をするノルマが課せられていました。江戸城には徳川の大将軍がおります。この将軍を頂に、各藩の殿様がこれに仕えて……自分とこの国(藩)で家臣らがしているような仕事をしていました。どういうお役目になるかは家柄とかで決まります。
 城警備から大樹(将軍)の側用人まで。
 江戸幕府は殿様らの妻や子供は基本的には江戸に残すように命じており、江戸住み用の屋敷を持つ必要がありました。しかし、江戸幕府からお給金が出るわけではありません。江戸屋敷の運営資金やら、国の運営資金やらなにやらは自分の国(藩)からひねり出さなければなりません。
 参勤交代とは、各国(地域に散らばる藩)が力を蓄えて江戸幕府に反旗を翻す事が出来ない様に『浪費させる』江戸幕府の孔明の罠の一つなのですね。
 ちなみに罠はもっとたくさんあるんですが、とりあえず今日のブログの趣旨から外れるので知りたい人は歴史沼に浸かりに来ればよいと思います。


 参勤交代のルートは前もって決められており、もしルート変更をしたい場合は江戸幕府にお伺いを立て、許可を貰わないといけません。


 七ヶ宿街道は、東北の日本海側を走る『羽州街道』と、太平洋側を走る『奥羽街道』(もっとも岩手は山ん中で奥州(北東北)のほぼど真ん中通ってる感じだけど)を合流させる街道です。
 上山から上記の地図の通りに山道を越えて、白石の下、福島市手前の桑折に抜けます。ここで羽州街道は終わり、奥州街道に完全に合流です。


 昔のこういう道路は、そのまま現代の国道などになっていることが多いので、私はてっきり七ヶ宿街道って蔵王の手前、国道48号線の辺りを通っているのだと勝手なイメージをしていたんですが……長年その道を通っても、それらしい地名を見たことがないし他に古い道がある気配はない……高速道路が通っている川崎経由も同じく……っていうかあそこ途中下道が途切れてるじゃんね……(昔から車で行ったり来たりしていていろいろ迷ったりなんだりであっちこっちの道路通ってます)


 ってことは、どこだ??


 レキシ沼にはまり、庄内藩が参勤交代で使っていた七ヶ宿街道イズ何処??ってなって調べてみたら!
 おう!なんてこったい、白石より向こう側に抜ける道路なんだ!


 *** *** ***


 なんで七ヶ宿街道が気になるかというと、ここは庄内藩江戸時代中期の一種の、クライマックスを誘発した大事件が起きた場所だからです。


 ここは端折らずに書いてしまいますが、というか実はこの七ヶ宿事件の無配(無料配布漫画)を作ってたんですが(ネームは切った)イベントが軒並み中止とかで結局私も完成させずにおるので今年はこれを完成にもっていかねばなるまいな……
 ってことで細かい所はそっちでやるとして、ざっくりとその事件を説明すると……


 庄内藩の家臣が江戸昇りの途中で七ヶ宿に泊まったところ、仙台藩士と鉢合わせ。その所為で宿の主人の態度が酷くて、それに腹を立てた庄内藩士は無礼打ちにしてしまった。
 その事件を上司に報告したところ、庄内藩基準で藩士の責任を軽く見て処理したところ仙台藩(七ヶ宿は仙台領です)から『意義あり!』って七ヶ宿の手打ちされた宿の人たちから訴えがあり、すったもんだする。
 その後、参勤交代で国(庄内)に帰る途中藩主が七ヶ宿を通った所、何か不快な事が起きたらしい(具体的に何だったのかは調べたけどわからんかった)
 そのために国から江戸に戻る参勤交代ではここを避けて通りたい、となった。
 江戸幕府にルート変更のお伺いを立てたが、返事がなかなか来なかった。結局ちゃんと返事を貰わないうちに、江戸勤めの都合帰らなければならない期日が迫って来たので参勤交代出発、七ヶ宿街道を避けて米沢の街道(板谷街道)を使った。
(ちなみに板谷街道は米沢から奥州街道、福島側に抜ける道路なのだが今は国道や高速道路が別の所を走っており、途中から車で進む事が出来ない徒歩専用悪路。ここを使うのは米沢藩だけだった)

 他の藩が米沢まで抜けて板谷街道を通らなかったのは、なかなか辛い道路でもあったからです。
 そうして奥州街道に出て江戸に出た庄内藩でしたが、一方の仙台領ではいつも通るはずの庄内藩が七ヶ宿街道を通らなかったのがモロバレです。幕府から既定の道を通らず参勤交代したことを咎められ、また七ヶ宿からの訴えもあってダブルパンチ。この責任を取る方向で、当時権力を思いのままにしていた藩の首脳陣が退陣する事になったのでした……


 ……っていう。

 没落したのは具体的に言うとありちゃん(酒井忠徳)が水野派を退けて採用した竹内&白井政権です。

 一気に勢いを失って、おかげで水野派が返り咲き、本間家も藩政に引っ張り戻されるという私的には大事件なのですね。
 そーじゃなくても江戸に昇るとき、船を使わない限りはきっと同じルートをたどるんだから推しが通った街道は通ってみたいじゃないか!!!


 と、そういう都合でここは通ってみるしかねぇ、ってことで帰路に無理やりねじ込んでみたのでした。


 *** *** ***


 ぶっちゃけて……大変な山道でした……。でもま、車が通れない板谷街道とか月山越え六十里街道とかよりかはまだ……みたいな。
 庄内藩、参勤交代はさすがに六十里街道は通りません。最上川を使います……。


 具体的な事を言うと、桑折から七ヶ宿街道に入るまでの道、小坂峠はまぁ、予測していた通りの山攻めな感じでハイハイ山道山道、という感じだったんですが、そのあと。多くの宿が沈んだダム沿いの国道113号線は素晴らしかった!絶対また行く!
 ダムを過ぎると問題の七ヶ宿。そして……人が通る事がなくなってしまったというのが分かる、なんとも寂しい風景が続く(ここで陽が暮れる)

 で、街道を忠実にたどった場合国道113号線を進んで高畠・赤湯方面には抜けずに……上山がある北の方へ山道へ分岐する必要がある。
 陽はすっかり沈んでしまった。
 私が帰るのは庄内、高畠方面に抜けると距離的には遠回りになる。つまり、上記の地図の通り上山方面へ向かう金山峠を通った方が近いように……地図の上では見えるわけです。
  江戸時代の頃からこの分岐はあって国道113号線をまっすぐ行けば二井宿で、県道13号線を進めば金山峠越えで上山宿なんですね……。


 道路的にはどっち進んでも同じような気がしたんですがうん、罠でした。


 具体的な例を挙げれば鶴岡の新潟県境、関川に向かう道路を山道にした感じですね。地獄です。

 狭いのにグネグネでしかも激しい登りと降り。

 うへぇこんなとこ参勤交代したんかうへぇ~!!!と思いながら、真っ暗な森の中をひたすら車とすれ違うことなく通過するハメになりました……いやぁ、あれは結構辛かった……。
 次も通りたいとはぶっちゃけ思わない。うん、次はちゃんと遠回りでも国道通ろうね……。


 また、この悪道はランクス君のラストロングランになったものでした。
 今の車、ヤリスクロス君ならなんとかなるとか、そーいうレベルじゃないのよ……細くて、しかもめっちゃうっそうとした森の中で見通しが利かないからいつまで続くのかもわからんちょっとした恐怖と、同じような下りヘアピンカーブが続きすぎて えっ、この道さっき通らなかった!?ってなる恐怖がないまぜになったなかなかのスリリングな道路でした。
 銀山温泉からの宮城抜け道路もなかなかなものでしたが、あれとはまた別の意味で二度と通りたいとは思わない峠道でございます……。


 しかしダム脇の国道は本当にキレイで、紅葉の時期は確かにドライブ最高だろうなぁと思いますね。道中にあった道の駅とかも、時間的に寄ることが出来なかったので、雪が解けたころに再チャレンジしたい所です!

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令和ちゃんが雪を降らせ損ねた冬の話 [旅の話]

車関連で思い出したから書き出しておきたい


先年、新型某が出始めで外出制限が本格的にかかる前の話をします


新しくついた仕事が二年目に突入する前、ちょうど今頃の話で仕事が減って超ヒマになって、休み(連休)も増えて、さてどうしようかなって思っていきなり、思い立って初めて、自分の車を運転して静岡まで行ってみたりしたのです。


 1月の中旬ごろにあった連休を利用した模様。具体的には静岡県は三島にある、佐野美術館にとーけんを見に行きました。
 貧乏旅には違いないが、雪が全くないとはいえ車中泊はつらいので(季節によっては余裕で車中泊します。ただし朝に温泉などは利用できる場所で寝る)ちゃんとお宿は取りました(このときはビジネスホテル)

 道路は なるべく下道 という、高速道路使わないでぷらぷら走っていったらどれくらいかかるのかな?という感じの突発旅です。


 とはえ、どの道を通るかくらいの見通しはしておかないと現地で地図をにらめっこする事になる。携帯は新しくなる前で充電池はあるし宿で充電できるけど、なるべく余裕をもっておきたくて、先にルート選別はいろいろしてから行きました。

 私は、ナビを毛嫌いする人間で地図はある程度頭に叩き込んでいくタイプです。

 国道か県道、どれに乗ればどこに行けるか、ある場所から静岡方面に向かうために途中で出てくるだろう地名をざっくりと覚えておけば、十字路になったときどちらに曲がればよいかもわかる。

 失敗したと思ったら引き返せばいいのだしね。


 あと、経験則として下道を行く場合、国道ばかりをあてにすると絶対渋滞にはまって移動がままならなくなる。並走している県道や、農道が地方にはあるものでこっちの方が信号機少なかったりするのでそーいう道路見かけたら遠慮なくそっちを通る。


*** *** ***


 まずは新潟まで、これはいつも通り。出発はすでに習慣化している早朝。
 丸一日走り続ければたどり着けるのだろうかチャレンジなので、あまり寄り道はせず淡々とルート選択してひたすら走ります。
 なるべく、通ったことがない道を行くというのは私のセオリーなので長岡経由、グンマー通らず初めての小千谷市・十日町経由で山越え長野県入り。
 あえて首都圏は通らない……いや、ルート的には帰りを富士山を海側に越えてグンマー経由で帰ってこようというのも算段に入れてたんですが予定通りとはいかないものです。


 2020年1月20日前後の話なので、この時期に前知識のない道路の山越えをするなど危険極まりない話です。

 が、この年は令和ちゃんの初本格的冬。


 やらかしてくれましたねぇ令和ちゃん。その余波が今年来てますけど……


 生涯初めての異常気象超・暖冬となって、数メートル積雪があるべき地方にこのとき、雪は皆無でした……。新潟の豪雪地帯十日町市を通りました、豪雪地帯あるあるな家づくりと、融雪道路を通りましたが雪のユの字も存在していない……。

 普段であれば豪雪で通行止めになる道路も、多分雪全くないんだろうけれど一応形式として閉鎖されてはいるけれど……。季節は5月かな?みたいな暖かい午前中に十日町市を通過しました。

 小学校の教科書にも写真が載るようなあの豪雪が存在しないのに、私は逆に笑いながら通り過ぎました。

 そのあと山越えですが全く怖くないですねぇ、さすがに山にいったら多少は雪がありますが、あるだけで道路にはない。路肩に心なしかちょっと積まれている、その程度……本当になんという冬なんだ。


 調子に乗った私はあの、氾濫した千曲川(いまだに読み方をド忘れるんですがちくま、ちくま、だいい加減覚えようよ)を見ながら千曲市を迂回し、山を越えてショートカットしようと試みる。

 もちろん雪は無い。

 標高高くなったらちょっとあった、くらいだった。

 でも下りはかなりの距離でカーブ連続の下りでなんで私はこの道路を通ろうと思ったんだとちょっと反省しました。


 何はともあれ無事に山を越え、上田市……内には入らず高速も乗らない、国道まで出ることをやめてさっさと県道を選んで東へ爆走。

 この道路チョイスは正直正解だったと思います。


 次に甲府に向かって……八ヶ岳のすそを少し山越え。


 この頃に日が沈み、かつ……天候が悪化。そう、雪の降らなかった先年1月、この日は首都圏でも雪マークがついてしまっていたのである。

 天気予報はあたり、富士山麓で雪が降って、帰りに狙っていた国道1号線(箱根経由)が見事な渋滞表示となった。一部通行止め表示が見える様になる。
 そんなに雪降ったのか?いや、そんなことはあるまい……多分うっすらくらいなんだけど、みんな冬タイヤ履いてなくて大変なことになったんだろうな……。


 八ヶ岳近辺も例外ではなく、ようやく冬山らしい雪が降り、積もり始めた。


 しかし私はこのときガッツリ良い冬タイヤをはいていた。1年目だけど慣らし運転は今までの間に十分にこなしたと言えるはずだ。
 ……その後8月に廃車になってせっかく買ったタイヤを二束三文で売る羽目になるのだが……


 今季初めてのちゃんとした雪、積雪の道路にヘンにテンションを上げつつも慎重に山を越え、甲府に到着。


 さて、ここから静岡にどうやって抜けようか。


*** *** ***


 すでに日が暮れているんだけど、宿は静岡なので今日中に何とか着かねばならぬので高速道路の選択も十分に視野に会ったのだけど……高速道路があまりにも積雪している富士山に近すぎる。

 通行止めにでもなったらどーしよう。

 そんな心配もあったので……凍結の心配がないといえば川沿い!!!


 ちょっと遠回りだけど富士川ぞいの道路を行く事にして、国道52号線を太平洋側へ!高速道路と接続し、あとは宿を取った静岡三島目指して戻るだけ!

 この頃雨が降っていましたが、三島に入るころには止んでおりました。


 無事目的地近くに車を泊め、ごはんを食べてからチェックインすることにして連絡をしたのち……フラフラと適当な地元の居酒屋に入って見たことがない系のアテをいろいろ頼み、飲んだことがない日本酒も頼み、気分良くなりつつチェックイン。


 三島で車から降りたのは夜8時頃だったかな。
 さすが、下道だけだと12時間以上かかるわねぇ (笑)
 高速道路使ったらどれくらい短縮できるものか。
 昔、はるか昔なので高速道路は仙台で終わってたんですが、茨木に住んでいた頃は9時前後に家を出て、高速にすぐに乗っても酒田に着くのは夜7時前でした。

 もっともそれは家族乗せての車だから休憩とかたくさん間に挟んでたけれども。


 休憩は最低限、ごはんも運転しながら最低限でこんな感じです。
(あ、間に1時間くらい長く休憩した所もある)


*** *** ***


 車の運転は嫌いじゃないし、新しい道路とか風景とか見るのが楽しいので、大変たのしかったですねぇ。でも帰りはもっと楽しかったんですよ。


 一泊してその次の日は、佐野美術館でわれらが信濃藤四郎を拝み、蜻蛉切サンとか松井江サンとか、他にも貴重な刀剣などを堪能し、もちろん市内探索も堪能。

 帰宅は夜中でもいいかなぁと思って宿を取らずにおりましたが、早朝から動いたとはいえいろいろフラフラ堪能しすぎて三島を出たのが昼になったのですね。

 これはー……もう一泊行くか、という事で急遽、もう一泊してあちこち寄り道をしながら帰る事に決めたのでした。


 というか、例の国道1号がその後も怪しい、通れるのか微妙であったのだ。
 本当は埼玉の方に出て、グンマーから帰る予定だったけれどこれをあきらめました。
 なので、来るルートの予備を逆走して帰る事に決めたのでありました。


 もちろん、来た時のルートはできるだけ通りません (笑)


*** *** ***


 まず、御殿場を目指すことにしました。富士山逆回りw
 帰りも高速はできるだけ使わずフラフラ帰るので、国道469から箱根と富士山の間を抜けて御殿場へ。
 天気は快晴!素晴らしい富士山をずーっと堪能しながらのドライブでした。
 その後、アウトレットパークがあると見えて、ちょっと寄ってみるかと思うも……直通バスが行き来している遠方の駐車場がすでに結構満車に近かった上に渋滞している情報が見える。これは自分の車で近づくと脱出もままならなくなると思い、直通バスが出てる駐車場を利用。正解でした……新型某前とはいえ、いやはや大変な人でございました……。思いのほか欲しいものがなくてあまり買い物は出来なかったけど良い経験になった。

 そこから……富士山を眺めながら山中湖を目指し山の道を進む。富士急ハイランド脇を通って国道137号線から甲府を目指します。


 ぶっちゃけて、ここの山越えがクライマックスでした。


 雪はさほど降っていませんでしたが気温が明らかに凍結状態、なのに結構な車の量で、それが山を登り、急カーブの遠い山を降るんですよ……最高潮の緊張の中ハンドルを握って下しました。大変に疲れました……。

 道中お土産屋さんによって富士山土産とかいろいろ買いましたが、食い物とかは正直庄内は最強なんだよなぁ、という事で……このあたりの人たちはこういうものを伝統的に食べてたんだなぁという感慨深い思いにはなりました、が、美味い!という感動があったかというと……それはぶっちゃけ、さほどでもなかったり……。


 とにかく疲れた、寒い、こうなったらめちゃくちゃ温まるしかない!


 道中、山中湖とか見ながら「ほうとう」「ほうとうあります」の看板などが燦然と輝いており、私の頭の中は『ほうとうを食わねばならぬ』になっていました。

 甲府市の城もついでに見るべく甲府市内へ。

 ここでがっつりほうとうを食べるべく城を見て、信玄公の像とか見て、どこが良いのかとりあえず、ここに決めた!と老舗っぽい所に入って初ほうとう!

ほうとう.jpg

 なるほどこれが、ほうとう……かぼちゃ!?そうかカボチャ推しなのか!出汁取の為にデカすぎるだろうとあきれるサイズのカボチャが皮ごとゴロゴロと入っている!具が大きい!もちろん、ほうとうも超太いうどんみたいなものだからデカい。

 熱、熱、となりながらも完食!お昼は三島で買ったおにぎりなどを食べてはいたものの、運転し続けるだけでも結構腹は減るものなのですな……ましてや冬の山越えともなれば、でしょうか。


 夜8時頃に回っていただろうか。

 疲れは無いのかというと、思っていたよりは疲れていない。やはり修羅場明けのドウジンシ即売会に向かう道中とは体力的なゲージの量が違うのかもしれないw

 やはり、初めての道路通るっていのはテンションが上がるみたいで眠気も特になく、ここから諏訪まで抜けなければいけない。
 来るときは八ヶ岳の山越えをしたので諏訪を通っていないのですね。


 宿は、諏訪でビジネスホテルを取ったので今日中ここまでいかなきゃいけない。

 ほうとうを無事にキメたあと、諏訪湖に向けて国道20号を進む。


 宿は23時頃になったかな。というか、諏訪神社にも寄らねばならぬと、まず下神社を先に、夜のうちに参拝してきました(←)だって湖のあっちとこっちなんだもん。
 ご飯は食べたあとで、朝また早く起きる予定なので酒などはキメずにおやすみなさい。


 早朝。快晴、になるんだと思う(まだ陽がちゃんと昇ってない時間帯)ここで、シエンタ君(これが最後の超ロングランだったんだよ、君)の、空調調節ボタンが物理的に壊れました。
 出発前にエンジンかけて凍り付いているフロントガラスに空調を向けようとしたらいきなりぶっこわれてえええええええ!?!?ってなる。

 というか……前からなんか調子がよくなかったんだけど、すでに前から壊れていて空調方向を変えたつもりで中のボタンは空回り、まったく動いてなかった事が発覚。
 薄暗い中どういう仕組みなのか確認し、中のプラスチックが割れていることが分かる。偶然持っていたマスキングテープで応急処置してなんとか回せる様になった所で陽が昇ってきてしまった……ちょっと時間ロス。


 早朝の諏訪神社(上)へ。次の目的地があるのでちょっと駆け足になってしまったけれど許しておくれよ、また来る。


 一旦戻りまして私は……高遠城址公園に!何を考えているんだって、ここを目指すとね、諏訪湖が山の上から一望できるんですよ!!!!(太平洋側に戻るんですけどね)
 (しかし、わぁわぁ一人で騒ぎつつ結局写真を撮るポイントを逃してしまうのであった 無念)

 高遠城址公園道中、普段は雪がたくさんあるんだろうけれど皆無でした。いや、公園には少し残っていたかな。

 

 箕輪町、辰野町、そして塩尻市へ。


 ここまで来たら……当然松本城には寄りますよ!?そういう流れですよこれは!!

松本城.jpg

 国宝!大変良い天気でめちゃくちゃ写真とった!!!

 新型某はまだ、武漢でどーのこーのやってた頃でボチボチと規制が出始めたころだったので外国人の観光客が結構いました。

 たくさん写真とりましたけど、データは別のパソコンに入っているからツイッターで上げた写真を使いまわすw
 

 千曲川を渡って、例の合戦上とかこのあたりかぁへぇとかしながら長野市へ。


 この流れでわかるよな……そう、善光寺にも寄るんですよ……なぜなら……私は竜探索歩きをしているからです……(大体の寄り道がそれ関連ですわよ)


 こういう時じゃないと見れませんからねぇ!山際にあるから、ちょっと登ったところにあるんですね。いやはやサイズがすごい!ぐるぐる敷地を歩き回って善光寺も堪能する私。大体、時間的には昼くらいです。結構なスピードで回ってます。


*** *** ***


 さて、その後どうするか。一応もう一泊しても仕事には支障がないんだけども……帰る方向で道を決めていかねばいけない。
 ここから、フォッサマグナするという選択肢もあるのだが(糸魚川行)
 糸魚川から自宅に帰るまでほぼ1日かかる事は前に調べて知っている。行くのか?帰宅は高速道路つかってもよいからそれでもいいかとも思ったけど、それでフォッサマグナ楽しめるかっていうと時間的には微妙なところ。多分到着は夕方4時くらいになってしまう。

 上越から、私は新潟を越えて庄内まで戻らないといけないのに夕方4時過ぎに上越着もちょっと辛いなぁ……と判断。

 さすがに疲れが出てきたか?


 まず新潟上越に抜ける峠道でちょっとだけ遅いお昼に本場のお蕎麦をいただく。
 美味しかった、お漬物も最高だったが、漬物は多分私しか食べないのでお土産に買うのは迷ったけど辞めたのでした……。

 ここから数区間だけ高速道路を使い距離と時間を稼ぐ。


 ここまで来たなら上杉ゆかりの林泉寺にもいくってばよ!という私のわがままによる。

 天気は雨に変わりましたが無事に到着。


 あとは帰るだけ!

 天候は本格的に雨になり、まだ陽は沈んでいなかったのでここまで来たのなら下道でのんびり帰っても今日中にはたどり着けるなぁ~と、一度通って見たかった、新潟より南の海沿い道路、国道8号線を走る事に。


 あわよくば夕日と思ったと思いねぇ。残念ながら雨はひどくなる一方で超土砂降り……ヘタすると制限か掛かるのでは?というレベルの雨であった。


 1月なのにね?雨なんだね???(雪よりはもちろんいいけれども)


 無事柏崎を経由し、ここからも長岡に抜けるか、海側を抜けるかというルート選択があるのだけどもちろん通ったことがない道路を選ぶ私は海側へ。


 すっごい雨風の中夏は観光客でごった返すのかなぁというビーチをひた走るシエンタ君。長かった、地図で見ると確かに結構な距離なんだよね……長かった国道402号線……

 あまりの雨で風景もへったくれもない。そのうちに見たことがある光が見えてくる。


 新潟市内の明かりだ。


 *** *** ***


 細かいルートをメモした記録もあるんだけれども、とりあえずざっくりとした記録を1年立った今ごろまとめる私なのでありました


 いろんな記録がごっちゃになってるんだけど、その後私は

『エア・新潟酒の陣』や『自主的新潟酒祭り』をやったり(宿まで車、その後電車)、新型某の影響を受けないルートと宿を精査して大内宿経由の福島観光をした旅(シエンタ君本当のラスト山登り)したり


 骨折したり。


 してたんでした。
 えっと、ブログネタ何書こうかと思ったけど、思いのほか書くことあるのを思い出してきました。順次消化していきましょうw 特に骨折なー。



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悪あがき花見ツアー [旅の話]

旅っても温海ですけどもね!

こんばんわ、キャベツ生食デフォルトを全力で拒否された、RHです。
普通キャベツは生でそんなバリバリ食べないって言われた。え…えッ……?

…食べるよ?毎日でも……食べれるよ…?年間通してキャベツだけは安定の生食だよ…?
(でも一応冬場の青物は火を入れた方が良い、といわれております)

 *** *** ***

 悪あがきなのは何かって言うと、天候ですな…。
 残念無念、前々から計画されていた我々の桜見ツアーは雨の中の決行となったのでした。

 というか、同日大山や鶴岡でも桜まつりだったわけなのだが客足はいかがだったものか。…大山の方のお手伝いに行ってた人が ひでけ(酷かった) しか言わなかったので さもあらん…合掌ッ

 何はともあれ、雨ふってっけどいってみっぜ(雨降ってますけれど行ってみましょう)となりました日記なぞを

 いやぁ、シェブロン県内陸じゃ見事に雪積もったらしいよ…流石にもう大体の人がノーマルタイヤに履き替えた頃の酷いタイミング悪天候。内陸部ではスリップによる事故もあったもよう。

 朝…起きて、ああやっぱり雨でござるな…それにしてもちょっと早く目をさまし過ぎたねぇ

 などと二度寝してしまった私めはそらーもう。見事に遅刻でございます。
 よかったね…本当に…庄内時間見越して早く計画立ててあって(殴)

*** *** ***

 まず、ヒロコ嬢とアミーゴ嬢を拾いに行きます(名称 一部 仮)
 一番北がヒロコ嬢、けっこう遠い、というイメージであった平田町は、実際ちょっとあわてんぼしながら走ってみるとそんなに遠くはなかった。(飛ばしてはいませんってば)

 ルート的に信号機をほとんど通過しない所通ったからかな。

 さてこのルート、道中沢山の桜の木があるのですが…咲いて無いね。3分咲き未満な感じだ…。酒田の方が開花遅いのかしら、もしかして。仕事の都合鶴岡の桜ばかり見て帰ってくるけど、あっちは最低5分は咲いてるイメージ。

 というか、寒いし雨だしでもう、これ一旦咲くのやめよーぜ、って打ち合わせしたんじゃないのかお前たち。

 開花宣言そのものは例年より早かった、くらい、だったかな。でも咲ききるまでにもう少し時間掛りそうだな…とも思ったけれど実は次の日から二日ほどいきなり天気良くなって気温も上がったりしていたのでさてはてフフーン。

 次にアミーゴ嬢。これも、思っていたよりは遠くない…というかまぁ、ほとんど余目だからな… 笑

 そのまま僕たちは高速道路で三瀬に向かうぞ。と、七号線が異常に混雑していてどうした!?ってなりながらもなんとか高速道路へ。ところが、降りるとき…トラブッってしまった。あれ?ETC動いて無くね?
 カードはちゃんと差し込んでいたんだけどなんか…ちゃんと機動しねぇ…?

 これはちょっと豊田さん家に掛け込む案件。ところが国土交通省の人イイヒトだわ、こっち迷惑かけたのに割引してくれたw ありがとうございますです すいません。

 なんとかギリギリ…あ、最初の目的が三瀬にあります あの ラーメン屋さんなのですが…開店時間に間に合った!ここの混みようはハンパないので開店と同時に行かないとかなり、待たされるハメになるのよぅ。

 と、後で知ったのだがあそこの開店時間は、正確には10時半なのだそうだ。
 通りで到着時すでに表側にある駐車場は満車で、ワレワレの待ち札(1グループにつき1枚)は19番だったわけだよ…。

 11時に入ったけど、結局座るに30分程は待たされた感じかな。その後、ラーメン注文して出てきて啜っている間に丁度12時。
 僕はまた塩を頼み損ねました。…今季、もうワンチャンスあるかのぅ…

 久しぶりに食べたけどやっぱり、安定してるわー。チャーシュー美味し。ここの所太麺さんの某ばかり行ってたけど厳密には味、違うな。あっちの方が野趣あふれてる感じがする。あと、麺が根本的に違う感じ。系統は間違いなく同じなのだけれども。

*** *** ***

 さて、次の目的地は温海にあります国道沿いのパン屋さん某。
 実はこの日、温海ではマラソン大会が催されており、その都合午前中はきっと混雑しているから近づくのやめよーぜー という感じでこの計画は立てられておるのでありました。

 ここん家のパンは…美味いね、何よりパン生地が美味し。でもあのフランスパン的なものにはさんであるあれ、個人的にはね… ほんとうに何も挟まれてない奴が欲しいのね…。
 そしてここのラインナップとして初めて見た芋ようかんトラップにまんまとはまってみる。大山の某よりかはもったりした感じ(あっちの方がクリーム感がある)ではあるものの、芋感は圧倒的。これぞ、ザ、芋ようかん!

 次がしゃりん。しゃりん、つーのは鼠ヶ関方面にニイガタ目指すと途中に在る道の駅的なもの。
 内陸のおぜぅさんが来ていたので、色々物珍しく観覧ー。にしても、こんな雨風強い状態なのになんなのこの盛況ぶり。温海マラソンパワー?

 おやくそくとしてアオサアイス食べた。フツーに美味しい。確かに、磯っぽくてノリの後味。でも塩系アイスは大抵そうだけどこう、甘さがいつまでも口に残らなくていいよね。
 クラゲアイス、ダダチャアイス、ほうじ茶ソフト、などなど…庄内地方特有(じゃないのもあるだろうけど)アイスであと、制覇してないのは…イカスミソフト…か、な。

 次に向かいますはチットモッシェでございます。温海町に突入!
 雨脚がそれなりに強くなる中、川沿いの桜並木の…大体咲いてないっぷりを見ながらカフェを目指します。
 この天候ですもの、晴れていれば足湯しながらカフェ出来るコーナーは…雨の中。それでも雨濡れで寒い足を温める為に突撃したりね。ご自由に、と言う感じであっちこっちに足湯がある。

 へぇ、実はこうやって散策したのは新しくなる前だったので割と、初めて感。綺麗になったねぇ。
ドライブでは何度か来たけど、車で走るのと自分で歩くのとはわけが違いますなぁ。

 そして職場変えてからは当然初なので、取引先のあれやこれやがどんな感じなのかとか見るー。へー。

 イロリ的な席で3時にはちょっとはやいオヤツを頂くですよ。
 私はエスプレッソをアイスに掛けるやつ。うん、名前忘れたんだけど(会計の時も同じことを言った)

 ちゃんとエスプレッソでねぇ たまらん!!
 これは、足湯しながらもう一度堪能したいなぁ。
 店内では色々な雑貨を展示販売しているようだったけど、これ新発田とか村上の某とかもあるのかしらん?だとしたら新潟のアレで見た事があるかもしれない 笑

 暫くゆっくりあれこれ歓談。地元創作的イベントの話とか…計画だけでも話し合うのは面白い。実行出来れば尚、だけど実行するには色々とタイヘンよぅ。それにしてもオタク系とそーでない系の線引きが微妙だ、今創作雑貨というジャンルによって大分この線引き、揺らいでる気もしている。

 雨足がすこし和らいだところで!すかさず!!足湯に突撃する!!! 笑
 ここまできたなら雨だろーがなんだろーが足湯したいじゃないか!!!!

 屋根もあればいいのにねぇ、屋根付き施設は割と少ない?
 屋内のお客さんに(推定)笑われつつも強引に足湯ぅ!うはぁ!癒される!

 癒された所で桜、みましょうか。一通り温泉街を歩きます。猫を追いかけながら 笑

 桜は、一応染井吉野(ソメイヨシノ)がメインとの事で大木の多くはこれのようだ。ところがまだ若い、この温海川沿いをキレイに直した時に植えたであろう桜が…どうにも品種が違う気がする。

 だって、そめいよしのが3分程度も開花していないのに対し、若い木の桜はずいぶん咲いてる。そしてちょっと朱が強い。花と一緒に葉っぱが目を出している、花軸が長い、そして下向いてる(いや、それは雨だったから、かもしれないけれど…)(でもソメイヨシノならこんな花軸長くねぇし 長いのは大抵八重種だよね)
(そして、八重種は大抵開花が遅い)

 というわけでおいらはこの日記をしたためながら調べてみた。
 温海観光課が新しく植えたた桜は一体、何?

 ……答えらしきデータ探せず。温海に在る桜は山に植樹したもの以外はソメイヨシノ、とある。むむぅ。

 というわけでもう少し桜について調べてみると、そもそもソメイヨシノ含む園芸種は突然変異を起こしやすいものであり、一代限りで変化する奴も居ればその特徴を子に受け継がない場合もあるそうな。
 とにかくその場環境に合わせ突然的に変異するため、こういった謎の桜が日本には百以上あるものであるらしい。
 園芸種をまとめて『サトザクラ』と総称する事もあるようで、この中八重咲きのものはあえて『ヤエザクラ』と総称するようである。

 有名な事ではありますが、ソメイヨシノは全国津々浦々クローン体です。ゆえに、環境さえ整えば即座一斉に開花する。故に桜前線を報告するにソメイヨシノが使われるのだ。

 しかして、このソメイヨシノ、クローンとはいえ変異を起こしやすいとするならば…どこぞで変化したものが再びクローン化して『ソメイヨシノでーっす!』的に再分布している可能性は無いわけじゃない。

 というわけで、多分温海のあのちょっと色の濃い早咲きの桜は アレで 一応 ソメイヨシノ なのだろう。と、思う。

 ただ一応調べてみるに『朱雀』という品種の八重じゃない方がすごく似てる気がする。こちら、サトザクラ品種で説明書きを読むにどう見ても突然変異クローン 笑 (交雑背景が分からないけど京都の朱雀なんたらの近くにあった桜だからスジャクと云う 云々)

 桜はまだ完全に咲いてないのに、それでも蜜をもとめてついばむ小鳥たちが沢山。
 桜の木の下を歩く我々は、完全に彼女らのおかっけと化しております。ストーカです。

 ところで何の鳥?と云う問題ですが私の記憶する限り桜の蜜吸うのはヒヨドリかメジロかスズメ。うぐいすは吸わないよ…と、記憶していたはずなのですが一応ちゃんと調べてみるに大体合ってた。うぐいすは、吸いませんな…奴は主に虫を食うはず、という記憶はあたってた。

 東北で見た感じのサイズと飛び方、鳴き声からしてスズメではない。というわけでやっぱりメジロで正解みたいだ。
 そもそも、スズメはくちばし小さいから桜の蜜を吸うときは花を落としちゃうんだと。道端に置いている花が少ない所から見ても、花を落とさず蜜を吸うメジロちゃん達だったのだろう。
 ヒヨドリも、けっこう乱暴で花を落とす事が多い。そもそもサイズが一回り以上違うからそれとすぐわかるだろう。
 シジュウカラも桜蜜は舐めるそうだけど、やっぱりくちばしが届かないから花弁に穴をあける事が多く、その都合ある程度花を下におとす事が多い様である。

 さてここでおもしろい情報ゲット。桜の蜜のあるなしは、ソメイヨシノが多くてヤマザクラや花弁の多い八重桜系で少ないのだそうだ。そういや、小鳥たちが多く咲いてる若い木の桜にはほとんど止まらないね、と云う話をしたのだった。

 そもそも木の高さが低い事から、警戒して…近づかない。花弁が下向きで軸が長いのでくちばしが届かないから放置プレイ。あるいは、スジャク種に近いのであれば八重の血も引いているだろーから蜜少なめでミリキ激減。

 …もしかしてそーいう理由とか、あったりする?

 断片的な情報から勝手なすいそくー でもこういう調べ物の好きー 笑

*** *** ***

 飲む温泉にビリビリしたり、突撃したパン屋さんで出来たてのピザをくらい尽くしてみたり。

 寒かったけど楽しかった!暖かければ最高だったのは間違いないだろうなぁ 惜しい。

 日も暮れてくると晴れる、雨。そうですね、明日から快晴で気温が上がるいってますもんね… 涙目

 沈む夕日を眺めつつ、最後の最後でまた(笑)お菓子やさんによってケーキ買う人達。私は消費しきる自信がないので今回はパスだっ

 三瀬で一旦解散となり、元気で癒しなサケを求める我々は…葡萄な酒のお店へと戦いのコマ(?)を進めるのであった…

 幹事のしりゅーさんおつかれさまー というか…仕事 乙…ッ!!!

*** *** ***

 久しぶりに葡萄な酒のお店です。どうなんでしょうね、ワインでここより銘柄多い所って、他に在るのかな?あるなら誰か教えて欲しい 笑

 今回わたくしめはハンドルキーパーなのでお酒我慢します。料理もおいしいのでそれでも十分!
 …というか、そもそもラーメン食べて、おやつ食べて、そのあと小腹が減ったからとパン屋さんでピザ食べてしまった都合、そーんなおなか減ってない。
 それでも、結構食べたし飲んだと思う。

 その席で、春キャベツのバーニャカウダを誘惑に負けて頼んだ私に向けての友人たちのお言葉が

 生キャベツはそんなに食べないよフツー

 だった。

 そんな…美味いじゃない、ほら、美味いって食べてんじゃないのよあんたたち…。

 それにしてもバーニャカウダ、自分で作りたいな…という野望が実は前からあったんだけど再熱。ううう…とりあえず色々入稿終わってからにしょうな…。
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この前の事 [旅の話]

えー…今月もまた寒さとかに引き摺られて日記が続かなかったわけですが、

まずは思いだした用のこの前の事を書きます。思い出しながらであり、なおかつ今ようやく解った事とかも含めて書くのです。

っていうかこんだけ(半月)埋め立ててない状況でこの前とはどの前なのだ?というツッコミをまず頂く事になるかと思いますが…

ええと、うんと…何時だっけ(殴)…(カレンダーとにらめっこ)

…8日でしたっけか?多分…金曜日なのでこの日だと思う(をい)
実はですね、諸事情により携帯電話がオールリセットと同じような状況になっておりまして諸々のデータが以下略です。その理由につきましてはおいおい。

 自分の埋め立てブログ見てくればはっきりするんですが、とにかくですよ。先日、バーサク旅をやらかしました。前々回位に書いた通り、それは夜行バスチケットが1枚余っていて有効期限が迫っていたから、というヒドい理由の旅なわけですが、まぁそうだとしても堪能してやんよ!!!!

 というわけで行きは青春18きっぷで帰りは夜行バス、というのをやったわけです。

…突発したくせにものすごく堪能してきましてね……楽しかったです。楽しかったのに満足してブログ埋め立てるの放置したくらい。…いや、店名素直に書く事に身バレの危険性とか考えたらどうしようかっていう逡巡もありました、はい。

 結局詳しくやる事はやめます!!!!!はい!!!!!

 当たり障りのない感じで以下、『この前の事』日記です。

*** *** ***

 東京に、行ってきました。経由地は、新潟でぽんしゅかんでした。

 目的は、ぽんしゅかんで酒飲んで爆弾おにぎりナウして酒しこたま買いこむ事と、シェブロン県庄内地方にはない無印良品でタイカレーキットなどを大人がいする事と……
 とある神田のはずれにある飲食店に突撃する事です。

 とある、とさせていただこう…。詳しい事は私に直接聞いてください 笑

とある、の店には一人で突撃する勇気がなかったので毎度おなじみABK殿に御同行願いました。ありがとうございますです毎度毎度!でもあの店マジでよかったわ…地元にあったら意味の無い(笑)店ではあるのだけど、もし地元にあったら懇意してるわー…。

 というか考えるに、あのクオリティを出せる地元の定食&飲み屋ってどこよ?ってなった。どこだ!?どこになるんだ…!!!!

 帰ってから確認とりましたら、湯野浜温泉の亀さん繋がりだそうです。野菜もな、庄内なんだけどめっちゃ知ってる所から行ってた…美味いわけだよ…。

 定食か、飲み屋か?という事はあってもどっちもやってる、ってのは地元では…なかなか無いんだよなぁ…。

 さてはて話を時間通りに戻しまして、日程から参りましょう。

 まず、仕事が終わったらご飯確保して新潟行きの普通列車に飛び乗ります。
 …えー…もう車は運転しませんので…酒を買いこみ。おつまみ買いこみ。俺、今回は飲みまくるんだ…というわけで自重しておりません。
 普通列車最終便に乗りますと、新潟につくのは23時30分頃とあいなります。
 ちなみに、行きは18きっぷの旅なので、当然ここから18きっぷ。新潟までの片道は普通列車で2520円掛りますが、18きっぷは5回分で11500円。すなわち、一回分2300円です。完全に安上がりなので当然ここは使うのです。

 そこから、次の日の朝のご飯等を買っておきまして(寝坊対策)
 新潟の駅前の宿へ。こちら、一番安い『深夜パック』でございます。一泊2800円なり。安いだろう?でもいい宿だった。ビジネスホテルだったけどパソコン合って使い放題。使ったのは携帯端末の充電に、だけど(荷物軽量化の都合、3DSと携帯を同時に充電する装備をしていかなかったので、コンセントからとUSB部からで二系統確保した。何分、次の日の朝も早いので…ね)
 宿は24時から25時にチェックインする、という条件の元このお値段である。

 はい、さっさと寝て次の日朝早く起きる!
 7時6分発までの普通列車に乗ります。んー…早く動けた為、これより30分早い奴に飛び乗れました。これで村上ですこしゆっくり出来ますよ。
 村上についたr朝のテレビ小説見ながらまったりコーヒータイム。30分余裕があるからねッ!

 続きまして東京に向けまして上越線に乗ります。ふつーれっしゃだよ。勿論!
 万が一寝過ごした場合はテレポ(新幹線)を利用しますが、今回は発動しなくてすんだ。

 はい!越後湯沢駅に来ました!おります!東京方面に行かないで越後湯沢で降ります!!

 ぽんしゅかんです!!!

 やーはー!!!! 久しぶりに来たんだけど……なんかすごい施設増えてるーーー!!!

 大分区画整理を行いましたね、そしてご飯食べるコーナーとかがものすごく増えてた。選択肢沢山、困る。
 けど今回は念願のばくだんスジコをイくために来たので、ラーメンとか色々あったけどガマンです。

 利き酒コーナーなども場所移転したよねこれ…。
 金曜日の朝一番、という事でお客さんまだいないw けどスケジュール的に真っ先にほろ酔いたい私は迷いなく利き酒コーナーへ!!!!あまりじっくりもやってられない(越後湯沢駅には2時間ちょっとしかいられないのである)…だけど押さえておきたいお酒をキュッと。
 何時もなら さむらい もやっちゃうんだけど今回は自重。というか、その前にまず さむらい が見つけられずに ばかな!!ってなったんだけど。

 いつの間にかラベルが変ってたのねぇ。そりゃ探せねぇ。利き酒した後にいざ、酒選び!!!ってなってさむらいが探せず、再びバカな!!ってなったのでさっさと店員さん捕まえて聞いたら『これです』って案内されて なん、だと…!?パッケージが変った、だ…と!?ってなったのです。
前は『越後 さむらい 46度』 だったんだけど今は『越後武士(ルビでさむらい) 46度』になっておった…。

 さむらい、のひらがなの方がなんとなくインパクトある気がするんだけどね…。

 酒いっぱい買う。お土産とかも買う。無料試飲コーナーの奴がすごくうまかったので乗せられて買う。利き酒コーナーで飲んだすごくおいしい梅酒も欲しかったんだけど美味いだけあっていい値段だったので今回我慢してしまった…やっぱ買えばよかったかな…(新潟限定なのだよソイツも)
 梅酒って、甘いイメージ強いんだけどその美味い!ってなったの『すっぱい』が売りの奴でね。後味すっきりですごくおいしかった…くっ 今度新潟行ったら探さないとだ…ッ

 買ったお酒とお土産は自宅へ発送しちゃいますよ へっへっ

 これで手ぶらだぜぃ。

*** *** ***

 その後、酒風呂に入りある程度の酒気を飛ばした後、念願のばくだんおにぎり(マジでかい)マスコ(筋子)を頂く。テイクアウト不可なのは、彼女(?)が繊細なナマモノだから。テイクアウト不可ではあるけれど、前よりフロアが広くなった都合と、その爆弾おにぎりやさんの食べるスペースがぽんしゅかん大改造に伴い極めて小さくなった都合、持ち運べる様ない状況でお渡ししてくれる。
 酒風呂入口付近のくつろぎスペースで食べました。…幸せ、だったぜ……!!!

 さて…それで、そろそろご説明せねばなるまい…。
 この度の旅についての写真が皆無であるか…という事を。
実はツイッターで投稿を試みたものもあるのだけれど、その画像を見た方はお気づきになっているかもしれない。
 …ブレブレでピントが全くあっていないのだ。撮る映像ほとんどがポンボケで全く上手く写真が撮れない。
 ぽんしゅ館、暗かったから、それがいけないのか?と色々試したけれどどーしてもだめ。

 旅から帰って来て、それで地元イベント出るにあたってリハビリして描いた絵があったけど、それをアップ用に撮影したものも全くピントが合わず、強引に手動でピント合わせてあの通り。

 こちら、暫くは『携帯端末カメラの性能落ち』だと思っていたんだけど割とついさいきん、というか、先日のガタケットでピンク忍者とセクシー風子(風水士)のツーショットをカメラに収めようとしたところ全くピントが合わせられずワシカメラでの撮影を断念した時(長い)
 思った。

 これはおかしい。(はやく気付け)

 …そんでおととい茸ショップにいってきた。…前例無いらしいが…アプリケーション不全ではなく、完全にカメラの故障である、という事で…新品に御取り換えでございまするよ……。

 というわけで携帯にリセットが掛りまして、色々メモ事項がふっとびました。まぁいいや、大した事入ってないからってんでそのあたりはリセットかけちゃった私も私ですけどね。

 というわけで、写真は、ありません。ご了承ください。

*** ***

 ぽんしゅかんを堪能したので東京に、向かいます。12時発水上行き。超えるの大変、水上駅。

今回は…天気も良かったので特にトラブル無しな。

東京駅には大体4時に着いてます。無事着きましたー。道中は満腹感とほろ酔いのため、ほぼ寝ててしまった 笑 
 
 そのまままっすぐ下りずに有楽町へ。無印良品へGO!!!おっと、良く調べないで来たんだけど下は下でロフトじゃないですか!ミリキ!!

 色々大人がいしたり、予定外の事に心を奪われてそのままもぎ取られそうになるのを必死にとどまったり。
 ロフト回った時にサイフガチ見したりしてしまいうっかり待ち合わせの時間ぶっち。

 実は大分前から財布をね、実に縁の無いちゃんとした財布って奴をだね…探しておりました。
 買うんなら機能的なのがいい。これも縁あって、今回キめてきました!でも実は結局小銭入れは小銭入れで使っている。地元だと通勤中は小銭入れサイズが一番シンプルなんだよね…。
 好きな色というと昔か、緑あるいは赤、という私めですがここの所黄色も好きです。黄色い財布は(以下略)
 信じきっているわけではないけど。
 …財布に縁のない人なので極めて目立つ色であってほしい、そういう願いが込められて黄色です。

 (補足:RHの人はとにかく財布も含め財布的なものを落とすことでもはやアレです。トラウマすぎて10年以上財布らしい財布を持ってなかった事からお察しください。そして今その黒歴史に終止符を打ちました)
(古傷すぎてブログに埋め立てる前からの事象なのでネタにしたのはそれほど多くはない気がするけど、埋め立てた事が無い事では無いのは間違いない…理由は…つまり落とした履歴がここ数年でも何度かあるから、だけど)

 買うものかって、ABK殿と合流。サイフガチ見してたのを素直に言ったら、財布選ぶの手伝ってくれた。お陰さまで納得のいくもの買えましたさぁ!!

 というわけで、最後の目的行ってみよう。

*** *** ***

 身バレ防止のため、詳しい事は省く。
 そこは前から行きたかったけど日程の都合、なかなか機会がなかったのだった。

 金曜日の神田だぜ?混んでるんじゃないかと思ったら案の定で満席でござった……
 予約入れようか迷ってたんだけど、これは素直に入れておけばよかったかな。

 少し他を回ってから、席が空いたらまた来ます、という事で…道中見つけた『葡萄酒店』というダイレクトすぎる店に突撃します。弱いんだよね…葡萄酒、っていうフレーズ…。
 地元の葡萄なワイナリーな店も大好きです。

 こっちは都合問題ないので開示する。

 立ち飲みスタイルっぽい店だったのでふらりと突撃したんだけど地下に座席ルームもあった!割と空いている時間に滑り込めたらしい。なかなか本格的にワインの店だったんだけど店員さんがみんなワイン好きで色々詳しいうんちく聞かせてくれる!
 今回飲んだのは、南アフリカのフィッシュホック・シュナンブラン。魚の骨がラベルされた特徴的な瓶の白です。というか、シュナンブランというのは葡萄の種類の事で、カベルネとシャルドネ、みたいな感じで白い葡萄の一品目だそうです。南アフリカワイン?といったワレワレの疑問にも、色々丁寧に説明をしてくれました。

 帰って来てから振り返るに、そーいや俺南アフリカワインの歴史踏まえてカルケード(創作における南国、位置的に南アフリカ)の一部地域で葡萄作ってワイン作らせてたんだった、と思いだした(殴)(設定厨)

 調べるに、シュナンブランという品種はマイナーなようだ。普通に作ると酸味が強すぎてしまう、等問題もあるようだけど南アフリカ土壌とは相性が良い様で美味しいワインが多いのだそう。

 ここで食べた料理も中々衝撃的でな……。
 まず、サトイモ料理。
 …皮つきのままジャガバターみたいな状態で出てきたんだけど、シンプルすぎて衝撃の旨さ…。
 あと、オリーブ。
 良く見る完熟の黒い奴と、青い奴と、詰め物した青い奴。の、他に。
 一回り大きくて灰色のタネ有りが盛り合せられてきましたが何これ、何この灰色の奴。

 見た事ねぇ…!

 ってんで食べてみたらこれが、もう!段違いにジューシーで!!

 俺、給料入ったらこのオリーブ探すんだ…と思ってたので先日探してみたんですが。灯台もと暗し!!!!

 …こぴあにあった(爆) あ、…あんなにいろんな店を探したのに。というか、地元で見るける事は無理かなと思ってただけに見っけた時声出たな…。
 帰ってみて食べてみるに、やや不揃いで壊れたものなども入っていた。大きさも結構不揃い。
 間違いなく同じものではあると思うけど、なんとなくあの時出たものはもうひと手間何かが掛けられていたような気がする。というのも、瓶詰めされているんだけどその所為でやや形が歪というか、互いの接地面がやや凹んでいるのね。
 恐らく、…恐らくは、だけれど。
 このオリーブを、何かにあけて何らかの液(例えばそれはバージンオリーブだとか)に漬け替えた、とか。
 そういう処置がなされたものではないか?と予測する次第です。

 でもこのままで美味しいのは間違いない。明らかにジューシーさが違う。

 その後、ゴニョゴニョ…
 で、目的の店に行きまして …堪能しました。実はそんなに時間はゆっくりできるほど無かったんだけど、ついまったり堪能してしまった…。(←葡萄酒のんで忘れてたんだよ)

 楽しかった…年に数回はバーサクしてぇな…

 *** *** ***

 帰りは、夜行バスです。何時もの奴なのですが、満腹と幸福感で気を失うように寝てました。はっ、ときがつたら福島のトイレ休憩だったくらい 笑

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おれはいくよ… [旅の話]

なんかこれで最後だからー!!!とかいう感じに酷い天候ですが、
打って変わって来週にはずいぶん暑くなる(予定)ということなので、その予報、信じる!!

というかんじに、突発ですが 春の現実逃避の旅にいってまいります

……
………

というのは割と建前でして ほんとうのほんとうな所を言いますと。


この前の某オンリーに向けて予約したはずの夜行バスが一日分 アレしてしまい
しかたがねぇ、俺は電車で行く!!!(帰りはなぜかちゃんと予約されてたので)(往復でまとめて予約したはずなのだがのぅ…)
という事になり、

 そんなわけで3月で使用期限の切れるバスチケットを消費しよう!!!!

というアレな旅予定です!!!!

 バカですね!!!その為に片道料金また余計に使うんだ!!!

*** *** ***

いや……余計とかいうな。前向きに考えるんだ。
 なるべくプラスにしていかないとやってられない。

 そういえばこの前シショーのライブ見に行った時に
…連休貰っちまったはいいが先に飛行機予約した、とかいうこれまた悲しいすれちがいがあった。
 連休あるなら前日越後湯沢したのに!!!(意訳:新潟の越後湯沢駅にあるぽんしゅ館という日本酒ミュージアムに立ち寄って酒を堪能し、かつ酒風呂に入ったのに!)

 というくやしい思いをした事を思い出すんだ。

 ということで、今回はぽんしゅ館いくぜ!という旅プラン。Wassyoi!!!

 いいねぇいいねぇ、18きっぷのおずかんになってるじゃないすか…。使っちゃうよー?へっへっへー

 ところがどっこいダイヤ改定で普通列車の庄内から新潟方面に抜けるダイヤ、始発がだいーぶ遅くなっておりまして…あの風属性が弱点っていう特急いなほ使えってか…確かにそれ使うとすごく早く着くのはこの前の久しぶりのいなほ乗車で解ったけど料金がな!!!

 これはつまり、2日間使って行けという事だな…うん…。もちろん一日で行く事もできるけどほんとうに一日電車に乗ってるだけになる 汗笑 あと水上が相変わらずシビアだw

計算したところ二日間青春18きっぷ使っても大差ない感じだった。というかまぁ、その他に宿泊代掛るけどテレポ(新幹線移動をはさむ事とかを勝手にそう呼んでいる)するよりかは身体的にも負担少なそう。

 あと電池的な。携帯端末もそうだけど、道中間違いなくDSDQ7なので 笑

 カイシャ終了とともに軽く準備して新潟に向かい、ビジネスプランで夜中にチェックイン、そして早朝ぽんしゅ館に出発するというプランで行こうと思う!!!


おれ、酒風呂にも入るんだ…!!!!

さむらい大型ボトルを買うんだ……!!!!

*** *** ***

 ぶっちゃけ、新潟まで前日入っちゃえば東京方面じゃなくてももう少し遊べるよなぁ。
 これでたった二日でもいい、連休があればちょっとムリしてでもあっちこっち行くのに。

 とはいえ、車ローン終わったのでちょっと余裕でたっぽいので(原稿とかしてなければ)突発的に旅にはいきたいなぁと夢は膨らむしだいなのであります。

 Q.…パソコン買い替えはどうするんだい?

 A.…今度の保険の積立満期を待つわ…

 あ、あと原稿とか。全然進んでない。だって寒いんだもんよ…暖かくなったらやろう(←)
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行ってきた続き。 [旅の話]

突撃博物館の日記続き。

ところで、前の記事で何処まで書いたっけ?

西洋美術博物館の事までしか描けて無かったと思う…ので、その後あたりから。

*** *** ***

 ええと、特別展見終わりまして常設展示も見て、会場とともに真っ先に入ったのに何時間美術館に居たかと申しますと、1時半までおりました。4時間ですね、想定内です 

 2時間では無理だろうと思い、3時間以上は想定していて場合によっては突撃しようと思っていたもう一か所の展示会場は想定内と言う事で諦めました。3つ目の候補は時間が万が一余った時の為に想定していたわけだけど、やっぱり必要無かったな、と。

 常設展示が想像以上にあった、とはいえ何より見たかったのは特別展示。実際特別展示は3時間近く掛けて回りました。常設は一応全部見て回ったけれどそれほどじっくり、というわけでもなく。それでも量が量なので1時間じゃ座とても回れるはずがない。

 気が付いたら13時回ってましてにわかに、お腹減ってきました。ご飯は時間が許される限り在る程度の贅沢をするのですが、狙っていた所が昼時って事で少し列を形成しているのを見て…諦めました。
 この後も歩き回る予定なので腹もちのよい、なお且つ胃がもたれない昼ごはんを上野近辺で捜す方向にシフト。
 腹もちが良いと言えばパスタでさぁ。パスタ食べて、コーヒーもオーダーしてまったりしてから…では、次の目的を消化致しましょう。

 次、歩いて御徒町方面に再び戻りますが、その前にラッシュ補充を。買わないと切れるブツがあったので(無くてもいいけどないと他のモノを買う必要に迫られるので出来れば欲しい)上野駅近辺の店舗を探す。一応在る程度の場所は把握してきたけど…無い。一本道を間違えたか?…やっぱりない。っていうか、この建物……デパート…じゃね?

 把握。そうか、デパートの中に在るんだな(そこを調べておけよw←住所から地図上の場所だけ把握していた人)

 ラッシュも買い求め易くなりましたね…というかまぁ、シェブロン県には店舗が一つも無いんですが。理由?…陸の孤島だから配送的に展開しずらいんですよね…フレッシュ命のラッシュですもの…。シェブロン県産フルーツは使われていないのだろうか?リンゴやモモやナシやブドウは原材料としてあんまりアレなのか…そーか。シェブロン県産山菜(ジャパニーズスプリングハーブ?的な)でなんか開発とかしないかなラッシュ。と勝手な妄想もしてみたりする。

ちょっと前までは東京駅、上野方面に店舗が無かった記憶が…いちいち新宿方面に行ってたもの。今は東京地下街に大きな店あるのですごい在りがたい。もっとも、一番利用する頻度が高いのは新潟駅中なんですけどねっ

 無事目的も果たせたのでこっから山手線下を歩くよー

 で、歩いて御徒街~秋葉原の間の鉄道の下に在るデザイン系創作店舗の集合地帯に行こう…と歩を進めたのは良いのだが…なんと、水曜日定休日…だと orz なんと、ここ定休日なんてあるんだ…。全体的に入れ無いようになっちゃうんだーあうー まぁ、このあたりは東京に来ると必ずと言っていいほど来る地域なので、また今度に。
 あと、実は美術館とかでまったりしすぎて(実はその後ご飯を諦めるまでの間に自由閲覧の展示パンフや美術書を読めるコーナーで散々興味ある所を広げまくって時間食ってた)…次の展示までさほど時間の無いっていう状態だったりもしたのでした。

 ずいぶん暑い一日になっていたので、次の目的地、大友さんの原画展会場には早めに入ってクールダウン。

 ローソンチケットで時間区切って入場するのですぐは入れない。お外の木陰で待つ。

*** *** ***

 平日だし、などとタカをくくっていたけれどそんなの関係ねぇ、ってくらい人が居る…おぅおぅ…。入場15分前に列形成です。ここは創作するための人のラボなどがあり、恐らく自由に使ってもいいというスペースも用意してある展示会場のようだ。昔学校だった所を改装して作られていて、机や下駄箱などなど、色々な所が使い回されていてなんか懐かしい雰囲気。

 今回の原画展、一番のキモは『AKIRA』の原稿ほぼ全部、な所だ。ピックアップじゃなくて本当に全部並べおった… 笑

 とはいえ、そうすると相当なスペース必要になるわけだから、どんなもんだろうと思ったら、

 ガラスケースに5段重ね(平置き)ひと組のケースの中に最大15枚位。それが、5段。そういうガラスケースがずらっと並んでいて…3部屋分程占拠してます。と言う事はどういう事かと言うと…ページを追ってストーリー読むのは難しい、ってことね。平置きの原稿がすでに5段重ねられている点で全部の原稿同じ距離でじっと見る事は出来ないのだ。どうしたって見にくい位置にある原稿もある。

 でも、ここにきているほとんどの人は、すでにAKIRAをマンガで全部読んでなお且つ、原画展見に来ているはずである。

 かく言う私もそういう一人。

 映画の方が先で、その後にマンガを読みました。テツオ君の声の人が好きです。ユウハクのユウスケをやるまではああいうキャラの声を当てる事の無い人のように思えたりしますが実はいっちゃん最初にテツオやってましたっていう。個人的に言うとこの人のギャグキャラとかやってる声が一番好きだ。

 絵の技術はすごい。ここまで描くか?マンガなのに、という所や見せ方とか、デザインは第一線の人であるわけだけど、マンガとしてはどうなのか、どうなんだ?ほぼAKIRAしか知らないわけだけど(他の映像作品などは知っているとして、マガは)子の原画展でAKIRAではないマンガの原画もあったので、ああこういうマンガを描く人なのだというのも在る程度うかがい知る事が出来ます。
 AKIRAっていう作品と、あとは主にメモリーズとかで大体は察していましたがやっぱりこういうマンガを描く人だったwと。絵がリアリティに溢れているからこそ容赦ない現実というものを遠慮なく描く、あるいは描きたいのではないかと思ったりする。読者置いてけぼりでも構わないよ俺は、的な作品が多いんだけど話として、というより絵としてのリアリティが高すぎるからむしろついてこれない連中をじわじわと殴るのね…。読者は別について行きたくないんだけど絵にパワーがありすぎて、気が付くとドラッグ(引き摺ら)されてしまう。
 AKIRAでも象徴されている通り、ドラッグ(薬物)的な魅力のある作家です。現実味が在りすぎる中に酷いフィクションがあって、虚実が何時逆転してもおかしくない、という不安…毒のようなものを読んだ人に感じさせる作品が多い。
 マンガに限らず、ただ一点のイラストだけ見てもそう思わせるのね。

 *** *** ***

 割と線のストロークはないんだなー などと観察。
 藤原カムイ先生も絵的には似た路線に思えるけれど、カムイ先生はキャラ描く時の絵にすごくストロークあるからマンガとしてはすっきりしていてる気がする。

 明らかにモノクロで作った原稿にそのままか、コピーか解らないけどアクリルでカラーにした原稿などもあったように思えました。セル画展示もありました、単色流し込みで十分迫力が出るのね…。

 カラー原画も一部屋分。イラストもありました。

 それから、金田のバイク(原寸)とジャケットも用意されていて、そこは写真撮影OK。ジャケット着てバイクにまたがる事も可能です。反対側にえぐれたコンクリートのオブジェクト(トリックアートかと思ったけどそうじゃなかった)もあるのだけどこっち、ちょっと不人気。その部屋の奥の壁は先生へのメッセージボード。こういう展示だからか絵でのメッセージが多い。これを見るだけでも楽しい。

 原画展は5月いっぱい、その後循環するのかな?どうなのだろう。入場券の使わない方はチャリティーとして震災復興の為に使われるそうです。

 やっぱり原画展は楽しい。今はフルデジタルマンガも多いけど、アナログでトーン処理されているナマ原は本当に面白い。今だと完全に見るべき所が違うわけだけど 笑

 堪能しました、さて…その後東京の友人と合流予定です。日は傾いて、少し涼しくなったかな。

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 毎日の仕事が日々いっぱいいっぱいすぎて、がっつり息抜くとただそれだけの経験が飛び石に割と先日のように感じられてしまう…ABK殿に会うのは今年初めてだった。あれ、そーだっけか 笑

 読んでるかどーかわからんけど勝手に連絡。牛タンの件、天神祭が終わって運動会行事が終わる頃までにはこっそり調べてメールします(ただいま現場が忙しそうで聞き辛い…)そういう書いてる本日は天神祭だったのですが 笑

 やきとりやさんでカンパイです。生ビール美味い。ビール飲める体になってよかったと思える瞬間wというかビールっていう選択肢が増えるとアレだな、ビールは大抵の料理で選べるので優秀だよなぁ、何食べててもビールで大丈夫なんだもん…。いつかがっつり焼き肉屋でビール飲んでみたい。

 ワンピース展のすごさを自慢される。それなぁ、周りのファンの人がいきてーいきてー言ってる。私は、行けばいいのに…って思うんだけどねぇ。特別展示は大抵、それオンリーでも価値のある展示だってぇのに。次はジョジョ展らしい。見たいな、先生の生原稿も在ると思うとそりゃ、見るっきゃねぇって思う。仙台でもやるそうだ、どっちか都合のいい方時間が取れそうなら突撃しよう。

 そして衝撃のニュースが。
 勇者ヨシヒコ続編…だ、と…!?なんというお土産を持たされたんだ俺…!帰りのバスワクテカが止まらねぇ!(でもいい具合に疲れたらしくてすぐ寝てた 笑) 
 今年の秋頃と言う事で、今まさに撮影してるんだろうなぁ、どこでやってんだろう…その後100年後らしいとの事だけど、また…来てるのかシェブロン県…。とか思うと胸がときめく。

 楽しいインプットでございました!さぁ、アプトプットに生かそうねぇー(首絞め)


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行ってきたよぉうっ [旅の話]

旅っていうか、アレです。夜遅くの夜行バスに飛び乗って、朝起きたら東京についてて八重洲口で降りてそこから真っすぐ御徒町まで行って…あと全部徒歩移動。

 の、上野~秋葉原 ガチ徒歩移動DE 博物館と原画展を見るでゴザル という旅?の日記です。

 旅、じゃァないような気もするがまぁ、いいや。

*** *** ***

 実際徒歩数はどんなもんかっていうと、途中から3DSのすれ違い通信をしつつ万歩計が働きましてえーと、1万と3000歩。ただし、美術館の中(ここが結構な歩数アレしたはずなのだが… 笑)は非携帯。

普段玄関を出たら真っすぐシエンタ君のシートにオンしてカイシャに行き、そこからざっと300Mくらい歩いて出社している事務員(ただし席の立ち上がりと部屋の出入りは極めて激しい)なので…間違いなくものすごーく歩いたんだと思う。

 所が、実はあんまり足疲れなかった。筋肉痛必死か、と覚悟してたけどこれが全然。

 痛かったのは、靴下的なものチョイスのミステイクにより足の甲の方がほんの少し靴ズレを起こして水泡になってたトコくらいだ。帰って来て朝一番の温泉に入る前に手でツブしておいた。

 はきつぶし過ぎてそろそろ寿命的なばっちいシューズで行こうと目論んだのですが、これが履きつぶし過ぎて若干つま先の部分に気になる突起物が感じられたので急遽、何時もの革靴に変更。

 東京は何時もこれで歩いている所為だろうか、足のトラブル一切なして快適に歩きまわりました。

 …ただまぁ、国際展示場とか軽く3ホールは見て回るような東京遠征とかやってれば別に歩数なんて以下略、なんだろうか…。こればっかりは実際歩数数えてみなきゃ分からんよな、今度3DSの万歩計で測ってみよう。

*** *** ***

 愛用している朝の銭湯さんのHPがいつの間にか出来てた!びっくりした 笑

 で、昔私のこのブログに名前をポロリした事があったとおり、実は夜行バスで来る派にはものすごく使い勝手の良い銭湯さんあのです…が、日曜日なんか行くと結構ものすごく夜行旅の人ですね?という若い子がいる。
 で、結構な割合で銭湯マナーがよろしくないのだ。
 ぶっちゃけ私、何度かとなりだった人にシャワー出しっぱなしはダメですよ、ここ銭湯ですからって注意しましたもん…

 出来たHPにはマナーの欄があったでござる。大事な事です。あと、ここはなじみのとてもご年配の方も多くいらっしゃるので、そちらに配慮もしてほしいと思う。もし、使う事があったら、って事で。

 平日の銭湯は平和だ 笑 熱い熱い、大丈夫熱くない?言われましたが平気ですよぅ、ここに水の蛇口ありますからーとか言いながら適度に堪能してから出撃服に着替え…コンタクトはまずあとで入れよう、どーせこれからファミレスで新聞読む(しかもがっつり)

1時間ほどかけてじっくり朝ご飯を堪能する。新聞も読む。当然だが地方欄は都民版なのよね…そりゃそうだ。某所で読める新聞が今ウチで取ってる新聞と同じであったりするので連載小説も取りこぼし無く読めて安心でござる。

 ところで、天気いいですよ…気温も高くなりそうです。

 だというのに、出発前に雨降りだったりした関係で若干厚めの上着を持ってきてしまったアーンド、致命的です。アンブレラ持参ーorz

 バス乗る時 あっ ってなったんだけどあとのまつり。

 ビニ傘ならばっきり折って捨てるという選択肢もあるけれど、ところがどっこいちゃんとした傘だ。

 そして問題な事に、持ち手が直線状になっているデザインである都合傘を預けるトコロにハマらないのだ(笑)

 美術館に行くってのに傘持って行けるか?言われるまでもなく持ってくつもりはないよ…だがしかし…持ってきてしまったしこの特殊形状な傘をブチ込むだけにロッカー借りるというのも以下略…。

 というわけで、今回も(…も)フロントの方に預かってもらいます。まぁ、かばんも全部ロッカーに入れてラフな状態で美術鑑賞はするのですが…ロッカーに傘は入りそうにいのでした…

*** *** ***

 御徒町から上野までも勿論、歩きます。まだ時間があるのでマッタリ公園を散歩します。でも、すでに陽がまぶしいので出来るだけ日蔭の方を 笑

 とりあえず目に着いたので不忍池をぐるりするコースにした。ハトが群がってくるけれどえさを与えないでくださいという上野公園の立て札は読んでいるので無視する。池では…暖かい日差しを受けて草ガメ君達が甲羅乾しをしています。
 …可愛い…つい携帯で写真取るくらい。

 あとは鯉とか、飛び交うのは鳩と、カモと、ムクドリとスズメくらいかな。目に着いた感じそんくらい。
 しかし、本当にあれは全部草ガメだろうか?草ガメじゃない奴も居た気がする…なんというか、元ミドリガメの奴、なんて名前だったっけ…。明らかに外来種っぽい配色の亀もちらほら見えたりする。

 実際にはグルりしないでど真ん中突っ切って公園の方に戻るコースです。

 ブラブラ歩き回りながら、なんとなくこっちの方だったと思う、とかいう感じで目的に西洋美術館に到着しました。

 ここの前を通った事は何度もあるけれど、実際入ったかな…ロダンが一杯ある所だよな…という記憶はいつできたかよく覚えてないんだけれど、おおむね間違っていなかった。けどほとんど記憶に残っていない、西洋美術館です。

 まぁ、実際入場フリーの所にもロダン作品ばっかりですものね。地獄の門とか。考える人はこの大作の一部分です。

 模造じゃないんだよな、ホンモノなんだよなーと言う事で、企画展もさることながら常設展示の方もため息仕切りだったりする。聖アントニウスの誘惑の、女性と酒と得体の知れない怪物(悪魔)が沢山書いてある作品、のホンモノがここに在るとは知らなかった。知らなかったー。と言う事でこのあたりは嬉しい誤算。 D. TENIERS 作の奴。

 ちなみにここの常設展示だけで聖アントニウスの誘惑は2つ以上あったりする。そんくらい、色々な人が好んで描いた題材のようで。

 西洋、なのだから西洋、なモノが多い。キリスト教所縁のものが極めて多い。だから、もしかしたら昔来た時あまり興味無かったのかな?

 さてそれで、みたかったのはユベール・ロベール展です。そこに無いものを、さも在るかの様に描く。
晩年は庭師でもあったそうだ、納得。廃墟に生い茂る緑や森の在りようを描く作家の膨大なスケッチや、関連する作家さんの作品を集めた企画展示。今日まででしたw

 こちらは外国の博物館の展示品なのですが、そこが改装工事をするに伴いこの度海を越えてやってきました。

 こういう…廃墟が在る世界、ってのは…在るんだよねぇ。虚を描くとはいえ、膨大な数のスケッチの多くは現実から切りだされたものだったりする。それら遺物はどこにあるか、という地図などもまとめられていたわけだけど、ああ、いいなぁ…。時間が許されるなら建物は、特に廃墟系…スケッチしたい。特に石遺物。
 もはや私はそれらの実物を知りうる限りと、あとは写真などを元に、大雑把な施工の段取りを考えつつ想像力だけで描いてしまう事があるわけだけど、やっぱりそれだけじゃぁ騙しきれない。

 一部光の当て方これでいいのか?と思ったりするがまぁ、我慢。

 常設展示で見る事可能な牢獄展については特にないけれど、エッチングでここまでものすごい加筆をして発行し直しってのも在る意味すごいような…これがこの世界普通なのかしらん?

 こちらはスケッチではなく一種完成した『おれのかんがえたすごい地下空間=牢獄的な?』という作品の一群のようです。多分、間違っていない。
 そしてワレワレ一般は基本的にはこういうレベルのものを自己満足で作って満足しているんだよなって突きつけられてる気がしたりもする。

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 さて、夜中に久しぶりにネットなんぞ繋げたので…タイムアップだ!続き的なものはまた次の日記で!


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